夢を語れ 奈良
奈良市
掲載日:2020年12月15日
訪れる時期やタイミングで楽しめる、スープの味わいの変化。
東京の【ラーメン二郎】を源流として、“二郎系”や“二郎インスパイア”と称され、全国各地で広がりを見せているガッツリ系ラーメンのお店がついに奈良にも登場した。
2020年4月に奈良市にオープンした、二郎インスパイアの【夢を語れ 奈良】。
九州初進出となる【夢を語れ 別府店】のオープン日から1カ月毎日通い続け、ついにはオーナーに師事して1年で独立に至ったという、まさに店主の“夢”が詰まった店だ。
二郎系といえば、季節や訪れる時間などのタイミングで少しずつ違った味わいが楽しめるのが醍醐味。
やはりこちらも一番の自慢は、営業中にも炊き続けて作る豚骨オンリーのスープ。
ときには透き通った醤油ラーメン、ときには白濁した濃厚なラーメン、また夏には酸味を出して食べやすく、冬は液体脂を増やすなど、訪れるたびに違ったスープが提供される。
甘味がありながらしょっぱいくらいキレのある醤油ダレもインパクトがあり、豚の脂の甘さもよく出たスープだ。
「ニンニク入れますか?」の質問に対して、“ニンニクの有無・野菜の量・脂の量”などを答え、自分流にカスタマイズする。
私のこの日の気分は「ニンニクヤサイアブラマシ」。
力強いスープにガツンとしたニンニク、そして味付けされた脂が食欲を増進させる。
麺は“オーション”と言われる二郎系の麺には欠かせない粉を使いながら、啜りづらくズシッと喉にくる麺をイメージして自家製しているそう。
豚の塊のようなぶ厚いチャーシューは丁寧に筋を取っているためほろりと噛みきれ、肉を食べているという実感に満たされる。
一杯通して、この満足感のやみつきになるのだ。
目指すはたくさんの夢が集う店。ファミリーの二郎系デビューもお任せあれ!
大分で生まれ育ち、もともと二郎系ラーメンにはあまり縁がなかった、かわらや店主。
奥様の実家が奈良にあり、訪れるたびに【ラーメン荘】の二郎系ラーメンを食べに京都や大阪に通うほど惚れ込んだのだとか。
その矢先、地元に近い別府への進出を耳にし、オープン初日の第一号の客として訪店。その日から店主の“夢”が始まった。
「ラーメン屋というより“夢を語る場所”という感覚で、お客さんにワクワク感を持ってもらえる店でありたいです」と語る通り、ラーメンにしても「どんな一杯が出てくるか? 食べきれるか?」というドキドキ・ワクワク感を届けてくれる。
ラーメンのほか、ブラックペッパーの刺激とフライドオニオンの香りがアクセントになっている汁なしもやみつきになる味わい。
また、二郎系は避けがちなファミリー、子連れ来店も大歓迎。ベビーカーでの来店も対応している。
「子どもが小さいから二郎系は行けない……」と二の足を踏んでいた人は、ぜひ訪れてみてほしい。
人気メニュー
- ラーメン 850円
- 汁なし 850円
店舗情報
店名 | 夢を語れ 奈良 |
---|---|
TEL | 非公開 |
住所 | 奈良県奈良市柳町31 和田ビル 1F |
アクセス | JR奈良駅より徒歩約8分 |
営業時間 | 11:30~14:00 17:30~20:00 日曜日 11:30~14:00 |
定休日 | 月曜日 木曜日 |
駐車場 | なし |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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