jinniyah/奈KAMA
奈良市
掲載日:2021年1月15日
本格的な辛さと素材の旨味がマッチした麻婆豆腐で麺が進む!
2020年10月、ならまちのはずれに誕生した【jinniyah/奈KAMA】。
こちらは、現役大学生が手掛けているということで話題になっている期待の新店である。
作っているのが学生ということにまず驚くが、看板メニューも一般的なラーメン屋とひと味違う。
トロリとした熱々の麻婆豆腐の餡が絡まる「シセンマーボードウフラーメン」だ。
大学のサークル内で料理上手だと話題だった相棒との出会いで生み出された、渾身の一杯。
ガスの強火で仕上げる麻婆豆腐が、このラーメンのカギ。
特に調味料にはこだわっていて、中国から輸入した唐辛子を三種類配合。激辛はさらに多い四種類を使っている。
形を崩さずに煮込まれた豆腐や合挽きミンチの旨味がしっかりと生かされていて、辛味だけではない味わいが楽しめる。
麺は試作麺を30種類以上取り寄せたなかで、鶴見製麺所のツルツルとした中細ちぢれ麺をセレクト。
「麻婆豆腐を味わって欲しい」という思いから合わせる鶏ガラスープは麺をほぐす程度の量で、汁なし麺のように麻婆餡がしっかりと麺に絡みつく。
辛さとシビレの好みを注文時に伝え、調節してもらえるので自分好みの辛さにできるのも嬉しい。
大学とラーメン店の二重生活は大変だけど刺激的。いろんなメニューに挑戦したい!
近畿大学農学部の大学生・西さんが代表となって起業した同店。
自分を表現する事が好きで、もともとドラムで海外まで行くほどの実力の持ち主だったというが、世界の広さを知って挫折。
将来に向けて起業の勉強をする中で、「ハラールラーメン」で知られた【ならまちじんにいや】の店主さんに相談をした事がきっかけで、今回の開業計画がスタートした。
ラーメン店をやるにあたって個性を出したいと、サークル内で料理上手で知られた奥野さんに話を持ちかけ、麻婆豆腐を主体としたラーメンが生まれたのだ。
現在、昼間は学生として勉強、夜はラーメン店を切り盛りする二重生活。
「学生生活をしながらお店を持つ事は大変ですが、料理の楽しさを強く実感できています」と笑顔を見せる西さん。
自分たちの試みをきっかけに奈良をもっとおもしろくして、若者を呼べる街にしたいという。
ラーメン以外のメニューや、ガッツリ食べてもらう新メニューも開発中。
この店舗が軌道に乗れば、ゆくゆくは自分達のホームグラウンド・富雄にも店を出したいという野望も。
若き挑戦者がこれから紡ぎだす未来は、無限大の可能性で広がっている。
人気メニュー
- シセンマーボードウフラーメン 950円
- シセンマーボードウフ丼 900円
- 極上テリヤキ丼 800円
店舗情報
店名 | jinniyah/奈KAMA |
---|---|
TEL | 080-5710-6137 |
住所 | 奈良県奈良市南城戸町28-34 |
アクセス | 近鉄奈良駅より徒歩約10分 |
営業時間 | [月~水・金] 18:00~21:00 (祝日は、昼・夜営業の場合あり) [土・日] 11:00~15:00 18:00~21:00 |
定休日 | 木曜日 |
駐車場 | なし |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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