塩たいおう
天理市
掲載日:2020年11月16日
朝びき鶏と季節ごとに変える魚介の上品なスープに藻塩のタレが映える!
大阪で常に行列を作るラーメン店【人類みな麺類】。
ラーメンフリークなら誰もが知るこの人気店で約2年修業した店長が、2019年3月に天理で念願の店をオープンさせた。
その名も【塩たいおう】。
醤油ラーメンや豚骨ラーメンなどさまざまなスープを学んだすえ行きついたのは、もっとも奥深いとも言われる“塩ラーメン”だった。
透き通ったスープは、朝びきの鶏と魚介(この日はアゴとサワラ)から丁寧に出汁を取ったもの。
その滋味を飽きることなく味わえるようにと油をできるだけ使わないようにしている。
塩ダレには、「個性が強く、扱いづらい」とされる藻塩をあえてセレクト。その奥深い旨味が上品なスープをしっかりと支える。
全体のバランスが良く、後口もクリアで何杯でも食べられそうな味わいだ。
麺はミネヤ食品の中細ストレート麺を合わせ、シコッと程よい食感でスープとの一体感を演出する。
トッピングにはオープン当初はローストしたチャーシューを使っていたが、お客さんに若い人が多いため肩ロースのレアチャーシューに変更。食べ応えがあり、評判も上々。
また、黒ばらのりが風味と食感のアクセントとして効いていて、〆にご飯を入れて雑炊として味わうのも良いだろう。
年中同じレベルの味を維持しつつ、お客さんの顔を見ながら進化を続けたい。
ラーメン店以外に和食や割烹での修業経験もあり、出汁の取り方には人一倍こだわりを持っている店長。
繊細な出汁の味が伝わる塩ラーメンは、素材の良しあしがダイレクトにラーメンの味に影響されてしまう。
そのためシーズンに応じて素材を吟味し、タレの分量を調整するなどの工夫で年中同じレベルで提供できるように心がけているそう。
「長く愛されるお店でありたい」と、お客さんの顔を見ながら日々おいしい一杯の研究に挑んでいる。
看板のとおりまずは塩ラーメンを食べてほしいが、煮干しベースの醤油ラーメンもまた違った趣向でおすすめ。
香ばしく炙った細切れチャーシューがたんまりとのったレアチャーシュー丼は、ガッツリと肉を食べている感がすごく、塩ラーメンのお供に注文してほしい一品だ。
さらに、冬と夏の限定で登場するそれぞれのつけ麺も、麺がマグロの出汁に漬かっているなど独創的でファンが付くほどの人気。今年の冬も12月頃から提供予定なので、ぜひチェックしよう。
人気メニュー
- 塩らーめん 800円
- 醤油らーめん 800円
- 炙りレアチャーシュー丼 300円
店舗情報
店名 | 塩たいおう |
---|---|
TEL | 非公開 |
住所 | 奈良県天理市川原城町886 古川ビル 1F |
アクセス | 天理駅より徒歩約3分 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~22:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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