炭焼七輪と大和牛 とりこ
橿原市
掲載日:2020年11月16日
豚骨と水のみで高火力で炊き上げるドロドロの豚骨スープのトリコに……!
今回ご紹介するお店は、橿原市の【炭焼七輪と大和牛 とりこ】
奈良の銘柄牛・大和牛などを七輪焼で味わう焼肉店だが、なんと大阪・福島の人気ラーメン店【らーめん小僧】監修の豚骨ラーメンを提供する、知る人ぞ知るラーメン店でもあるのだ。
ずらりと並ぶラーメンメニューのなかで、店主のイチオシは『極めて濃厚豚骨』
見た目からドロドロとした超濃厚豚骨スープはゲンコツと水だけで炊き上げており、純粋な豚の味わいをしっかりと堪能できる。
「臭みを出さないためには火力が重要」だそうで、高火力で圧力をかけて従来の豚骨ラーメンよりも時間をかけずに炊くスタイルが小僧直伝スープのおいしさの秘訣。
濃厚ではあるがまろやかでくどすぎず、でもまた食べたくなる中毒性のある味わいが特徴だ。
麺は大阪のミネヤ食品に特注で注文している中太ちぢれ麺を使用。
食べ応えのあるモチモチとした麺にドロドロのスープがよく絡み、一滴たりとも旨みを逃さない。
ランチタイムには、デフォルトでホロホロと柔らかい炙りたてのチャーシューが複数枚、さらに味玉もトッピングされるので満足感がすごい。
この本格的な豚骨ラーメンが焼肉の〆に食べられるというのは、これ以上贅沢なことはないだろう。
惚れ込んだ豚骨ラーメンをメニューに取り入れることで新たなスタイルを開拓。
【らーめん小僧】の豚骨ラーメンを食べて衝撃を受けた、と振り返る店主・植松さん。
「焼いて、呑んで、麺で〆」というコンセプトでラーメンをメニューに取り入れるにあたり、店主が好きで足繁く通っていた小僧に頼み込み、ラーメンづくりを一から教えてもらったのだそう。
焼肉屋ではマストな冷麺をメニューに置かず、厨房に茹で麺機が置かれている光景が実に面白い。
ランチでラーメンを提供し始めた頃はお客さんがゼロな日もあったが、現在では満席になることもしばしば。夜も常連客の間で「焼いて、呑んで、ラーメンで〆」がしっかりと定着しているという。
メニュー数が多くて悩ましいが、自慢の焼肉にミニラーメンが付く“いいとこ取り“なボリューム満点の焼肉拉麺定食が一番人気。
レディースセットやお子様定食も揃っているので、家族でゆっくりとしたランチを楽しむにもぴったり。
くつろげる掘りごたつ席は、ランチでも予約がおすすめだ。
奈良県の南エリアにはここまで濃厚な豚骨ラーメンは稀少であり、「もっと奈良でとりこ&小僧の味を広めたい」と語る植松店主。
来年にはラーメン専門店を天理にオープンする計画もある。
焼肉、ラーメンどちらも本気の“二刀流”を貫く【炭焼七輪と大和牛 とりこ】は、今までにない風を奈良のラーメン界に吹かせてくれそうだ。
人気メニュー
- 極めて濃厚豚骨 850円
- まったり豚骨 850円
- 得得とりこ定食 980円
店舗情報
店名 | 炭焼七輪と大和牛 とりこ |
---|---|
TEL | 050-5597-4332 |
住所 | 奈良県橿原市石川町291-1 |
アクセス | 近鉄橿原神宮前駅から徒歩約5分 |
営業時間 | 11:00~14:00 17:00~23:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | あり |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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