みなみ食堂
奈良市
掲載日:2020年10月23日
奈良で厳選した2種類の醤油が味の決め手。
2020年8月25日、JR奈良駅から徒歩5分ほどの場所にオープンした【みなみ食堂】。
店主の南さんは生駒の名店【らぁめん トリカヂイッパイ】や大手チェーン店含む4店舗のラーメン店を渡り歩いた人物とあって、オープンからラーメンフリークの注目を浴びている。
こちらのイチオシは、豚醤油らぁめん。
スープは国産の豚足と背ガラなどの豚骨をメインに、鶏も合わせて厚みを出したもの。
あっさりとした豚骨ラーメンは業界ではあまり主流ではない中で、挑戦的な一杯だ。
タレには奈良のイゲタ醤油と御所の片上醤油という、地元奈良の厳選醤油を使用。
化学調味料は一切使っていないため、醤油が持つ味わいがこの一杯の旨さを決める要となっている。
エノキの香りを移したオイルの風味も程よく、全体を優しくまとめ上げる。
このあっさり豚骨スープに合わせるのは、鶴見製麺の細いストレート麺。
スープとの絡みを優先して少し長めに茹であげているが、コシもしっかりと残り、のど越しが良い。
トッピングで注目したいのが、3種類のチャーシュー。
鶏胸肉の低温調理のレアチャーシューに、豚肩ロースの煮豚とレアチャーシューと、食感と旨味が異なる3種類がデフォルトでトッピングされるのが嬉しい。
この内容で680円とコストパフォーマンスは抜群だ。
モットーは、経験に基づいた自分の直感を信じること!
「人に喜んでもらえる仕事がしたい」と大学時代から念願だったラーメン店のオープンに向けて準備を進めるなか、新型コロナウィルス感染症が流行。
その影響で計画通り進まないジレンマもあったが、ようやく地元・奈良でオープンの日を迎えることができた。
南店主は、修業をした各店であらゆるノウハウを教わって吸収したうえで、“自分の直感”をもっとも大切にしてラーメンづくりに挑んでいるという。
店名に“食堂”とあるのは、「麺とご飯でお腹いっぱいになって帰ってほしい」という気持ちの表れ。
ラーメンの残ったスープにミニご飯(50円)を入れ、最後の一滴まで楽しむ食べ方が店主のオススメなのだそう。
辛さやクセのあるスパイスを控え、老若男女が毎日でも食べられるようにこだわり抜いた2種類の担々麺も、ぜひ味わってみてほしい。
多くの困難を越え、さまざまな経験を積んでたどり着いた一杯は、奈良の地でさらなる進化を遂げていくだろう。
人気メニュー
- 豚醤油らぁめん 680円
- 黒担々麺 780円
- ユッケ風丼 350円
店舗情報
店名 | みなみ食堂 |
---|---|
TEL | 非公開 |
住所 | 奈良県奈良市大森町43-2 |
アクセス | JR奈良駅から徒歩で約5分 |
営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | なし |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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