アノラーメン第二製作所
橿原市
掲載日:2020年1月16日
みずみずしくモッチリとした自家製麺にフルーティーなつけ汁が絡む!
ラーメン激戦区・富雄で若者が行列を成している人気店『アノラーメン製作所』。
このコーナーの初回で【行列覚悟!女性にも人気のつけ麺専門店。つけ汁はカニととんこつ】としてご紹介させて頂いたお店だ。
そんな『アノラーメン製作所』の二号店が、2019年5月に橿原神宮前駅西口から徒歩20秒ほどの好立地に進出した!
現時点で提供されているメニューは、本店でも好評の「パイン soup ツケメン」と二号店限定の「第2 soup ツケメン」の二種類。今回は同店看板メニューでもある「パイン soup ツケメン」をご紹介したい。
一号店の開業にあたってまず製麺から取り掛かり、“麺をしっかり味わってもらえるつけ麺”をモットーに商品開発をおこなったというだけあって、冷水でしっかりと〆られた中太ストレートの自家製麺が絶品。
国産小麦3種類と栄養価の高い全粒粉をブレンドしてパスタのような麺を意識しているそうで、香りの豊かさとガチッとしたコシの強さが特徴だ。
本店で打った麺がこちらの店舗にも運ばれている。
つけ汁からはフルーティーな香りと魚介の香りが漂い、一口目を食べるのに躊躇される方もいるかもしれないが、なんと言ってもこのつけ汁のおいしさはパイナップルにある。
魚介出汁をベースに醤油ダレを合わせたつけ汁に、パインの果汁と果肉を絶妙なバランスで合わせている。
甘味・酸味・辛味を調味料で調整することが多いつけ汁をパイナップルでしっかりまとめている辺り、実に面白い。
果物特有の爽やかさも生かされ、こうした独特のつけ麺がレギュラーで味わえるのは関西でも数少ないのではないだろうか。
肩ロースの部位を使ったレアチャーシューは、綺麗なピンク色でシットリと柔らかく、舌にピリッと残るブラックペッパーのアクセントもつけ汁の風味によく合っている。
隠し包丁を入れてありザクッと噛み切れる極太メンマや、ラーメン屋では珍しい豆苗といった個性的なトッピングも、このつけ麺を華麗に仕立てる名脇役だ。
またさらにユニークなのが、麺を食べた後のスープ割りがオニオンスープだということ。印象をガラリと洋風へ持っていき、最後まで違った味わいを楽しめる。
二号店限定!豚骨×貝×チーズの洋風つけ麺もぜひ味わいたい一杯。
スタイリッシュな雰囲気と爽やかな接客で味以外の面でもお客さんを魅了している同店。
オーナーである大畑さんは大学生の時に島根県から奈良に出てきて以来、たくさんの人との出会いを通してアパレルや大衆立ち飲み屋、ラーメン屋、ワインやチーズの販売など幅広い経験を積んできた。
そのため型にハマった硬派なラーメンではなく、先入観を覆すオリジナルの味わいを追求し続けている。
「麺は茹でるときの気持ちで不思議と印象が変わる。優しく茹でてパリッと冷水で〆ると絶妙で、その食感を発見したときは思わずスタッフと顔を見合わせてニヤけましたね」と大畑さん。
そんなオーナーイチオシの橿原店限定「第2 soup ツケメン」は、つけ汁に豚骨と貝、チーズを合わせた個性的な一杯。
トマトでほんのりと酸味をきかせた洋風テイストの味で、自慢の平打ちストレート麺との相性も良く、女性客を始めとしてやみつきになっている常連客が多い。
この度の出店をきっかけに橿原の街が好きになり、“市民の皆さんのライフスタイルの一つになること”を目標の一つにしているそう。
大畑オーナーが人々に導かれたように、この二号店が人と人の架け橋になり、新たな“夢”が広がっていく。そんな希望あふれる拠点になっていくだろう。
人気メニュー
- パイン soup ツケメン 800円
- 第2 soup ツケメン 800円
店舗情報
店名 | アノラーメン第二製作所 |
---|---|
TEL | 非公表 |
住所 | 奈良県橿原市久米町568 オーバン神宮前 1F |
アクセス | 橿原神宮前駅から徒歩20秒 |
営業時間 | 17:00~23:00 |
定休日 | 日曜日、不定休 |
駐車場 | なし |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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