濃とんこつラーメンICHIBOU
生駒市
掲載日:2019年12月11日
無添加・無化調の天然豚骨とバリエ豊かなメニューが自慢!
奈良には豚骨ラーメンの名店が多いことはすでにお伝えの通りだが、主に硬派な豚骨スープを売りにしている店がほとんど。
そのなかで異彩を放っているのが、生駒にある「一望」。
券売機に並んでいるのは、「豚骨」、「魚介豚骨」、「超濃厚豚骨」、「海老と鰹のあっさり豚骨」という幅広い種類の豚骨ラーメン。
「豚骨」と「超濃厚豚骨」は、そこからさらに“普通”と“濃いめ”が選べるというから驚き。
また「濃厚魚豚つけ麺」や「ローストポークまぜそば」といったメニューもあり、訪れるたびに選ぶ楽しみがある。
今回紹介するメニューは、店主おすすめの一つだという「超濃厚豚骨」。
その名の通りドロドロとしたスープは、旨味が濃く出せるという九州産の豚骨を16時間炊き込むことで、天然の旨味のみを引き出した無添加・無化調スープ。
仕上げ油には豚と牛を加えて厚みを出し、卓上に置かれたマー油や赤柚子胡椒で風味の変化も楽しめる。
麺もさまざまな製麺所から取り寄せて試作を重ねていて、スープの相性を考慮して京都の老舗製麺所・棣鄂製に変えたばかり。
トッピングのチャーシューはスペイン産のもち豚を使い、お客さんに焼きチャーシューかレアチャーシューかを選んでもらう遊び心も。
私はレアチャーシューをチョイスしたが、低温調理されていてしっとりと柔らかく、スープとの馴染みも良かった。
残ったスープを鮮やかに変身させる“明太子和え玉”
名古屋出身の鈴木店主は大手ラーメンチェーンでの勤務歴は長くあるものの、修行はほぼゼロ。
「理想の職場は自分で作るしかない!」と一念発起し、奥様と所縁のある生駒の地で自分が表現したいラーメンを独学で追及し続けている。
それ故に、2014年の開業からここ5年の進化が凄まじい。
『究極のラーメン2015年版』で豚骨部門準GPを受賞しているが、その頃から各段にブラッシュアップしていることがわかる。
来てくれたお客さんに満足して帰ってほしいというサービス精神から、麺の大盛も無料で対応。
また、珍しいのは麺を食べ終えてからの「明太子和え玉」。
“和え玉”は、全国的にも流行りをみせている替え玉を和え麺スタイルで楽しむ追加麺のことで、お店によって個性的なものがあるが、基本は麺に香味油とタレを合わせて提供される。
同店ではたっぷりと明太子を乗せたスタイルで提供され、これに濃厚な豚骨スープを絡ませると箸も止まらぬおいしさ。
「豚骨ラーメンでお客様を楽しませたい!」という店主の心意気と研究心こそが、“バラエティー豚骨”と言われる由縁なのだ。
人気メニュー
- 超濃厚豚骨 900円
- 豚骨 830円
- 海老と鰹のあっさり豚骨 780円
店舗情報
店名 | 濃とんこつラーメン ICHIBOU |
---|---|
TEL | 0743-20-8029 |
住所 | 奈良県生駒市東生駒1-535 |
アクセス | 近鉄奈良線の東生駒駅から徒歩15分位 |
営業時間 | 11:30〜14:30 18:00〜22:00 |
定休日 | 日曜日 |
駐車場 | 7台 当マンション裏が第2駐車場 |
写真と文/林岳史
林岳史(はやしたけし)
ラーメン王子TAR-KUN(たーくん)として知られる林さんは1991年生まれ、宇陀市在住・在勤。19歳からラーメンの食べ歩きを始め、24歳で全国47都道府県のラーメンを制覇。ピーク時には年間550軒、今も年間200~300軒は食べ歩きます。その様子はNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」でも紹介されました。
ブログ「麺バカ TAR-KUN~全国制覇の野望~麺伝説」
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