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特集

奈良でほっこり湯めぐり。おすすめの温泉宿4選

掲載日:2025年3月13日

キリリと冴えわたる空気に包まれた奈良。情緒あふれるお宿で贅沢なひとときを過ごしてみるのはいかがでしょう?効能豊かな温泉に、地元の旬の味覚、そして冬ならではの絶景…心も体も温まる、おすすめのお宿をご紹介します。

情緒あるお宿で極上の時間

【目次】

自然あふれる里山のオーベルジュ「うだ薬湯の宿やたきや」(宇陀市)

葛城山の絶景と名物「かも鍋」を満喫「葛城高原ロッジ」(御所市)

明治14年創業の老舗旅館「朝日館」(川上村)

吉野に佇む癒しの隠れ宿「吉野温泉元湯」(吉野町)

自然あふれる里山のオーベルジュ「うだ薬湯の宿やたきや」(宇陀市)

宇陀市にある「うだ薬湯の宿 やたきや」は、歴史ある薬草文化と自然の恵みを感じられる癒しの宿です。標高約400mの大和高原の高台にある古民家をリノベーションしたオーベルジュで、伝統的な大和棟の建築と茅葺屋根に風情が溢れています。宿泊できる客室は「陽炎(かぎろい)」・「古楽(こらく)」・「万葉(まんよう)」・「真秀(まほろば)」の4つ。どの部屋もひとりから家族連れまでゆったりと過ごすことができ、部屋ごとに浴室や風景、ペットの宿泊可など特徴があります。宇陀は古くから「薬の里」として知られる地域。こちらの宿も様々な薬草を取り入れた効能豊かなお風呂を満喫できます。忘れてならないのが、オーベルジュならではのお料理。やたきやでは、敷地内で栽培する旬のオーガニック野菜や厳選した素材をあしらった色鮮やかな、身体に優しい料理が堪能できます。薬湯で体を芯から温め、真心こもったお料理で心まで穏やかにしてくれるお宿。心身ともにリフレッシュすること間違いなしです。

信楽焼の陶製風呂釜に薬草「大和当帰」を配合した
自家製入浴剤を入れたお湯

日本庭園の景色を堪能できる客室「真秀(まほろば)」

おすすめポイント 身体に優しいオーガニック料理
敷地内の農園で栽培するオーガニック野菜や、地元でとれた伝統野菜、薬草、山菜など厳選素材を使用した、体に優しいコースメニューを提供。落ち着いた雰囲気の古民家でゆったりと地元の味を堪能できます。ランチやディナーのみの利用も可能(要予約)で、お料理目当てに遠方から来店するお客様も多いのだそうです。

〈うだ薬湯の宿やたきや DATA〉

住所 宇陀市榛原八滝1835
TEL 0745-85-3650
駐車場 あり
時間 チェックイン/15:30~17:00
チェックアウト/10:00
定休日 水曜日
交通 電車:近鉄榛原駅よりバス「八滝バス停」下車、徒歩20分
車:名阪国道針ICから国道369号線へ、約30分

葛城山の絶景と名物「かも鍋」を満喫「葛城高原ロッジ」(御所市)

葛城山山頂付近、標高959mに位置する、公営国民宿舎「葛城高原ロッジ」。お宿の魅力は、抜群のロケーションです。ロッジのある山頂からは金剛生駒山系の山並み、広大な大和盆地、天気の良い日は六甲山系、関西国際空港まで360度の大パノラマ。自然風景も美しく、天候次第では冬ならではの樹氷の景色も堪能できます。館内は、地元のお土産を購入できる売店、鴨、大和牛、地酒といった地元の味覚を味わえる食事処があり、夕食時にはかも鍋料理をいただきながら、美しい夜景まで堪能できます。部屋はログハウス調の温もりある雰囲気。気取らない、ほっとした空間でゆっくりと休むことができます。

山小屋の雰囲気が感じられる、ゆったりとした部屋

大阪平野と奈良盆地を一望する夜景

おすすめポイント 絶品!地元名物料理「かも鍋」
2013年に開催された「第4回ご当地鍋-1グランプリ」でグランプリを受賞した、葛城高原ロッジの名物「かも鍋」。山の湧き水で作った柚子入り出汁の味わいが自慢の逸品で、鴨肉は葛城山麓で飼育された倭鴨を使用。丁寧に下処理されているため臭みがなく、ほどよい脂の甘みとコクのある旨味、やらかな食感が特徴です。

〈葛城高原ロッジ DATA〉 

住所 御所市櫛羅2569
TEL 0745-62-5083
駐車場 登山口にあり(100台以上)有料
時間 チェックイン/16:00~
チェックアウト/10:00
交通 電車:近鉄御所駅からバス「葛城ロープウェイ前」下車、葛城山ロープウェイで「葛城山上駅」下車、徒歩15分
車:京奈和自動車道御所南IC・南阪奈自動車道葛城ICから15分

明治14年創業の老舗旅館「朝日館」(川上村)

奈良県南東部にある川上村には、明治14年創業の老舗旅館「朝日館」があります。修験宿として建てられてから、約140年間、多くの旅人や登山客を迎え、旅の疲れを癒してきました。春の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の自然に囲まれた、川上村の豊かな自然を感じられる環境が魅力です。さらに、地元の旬の食材を使った手料理も自慢で、川魚やジビエ、山菜など、ここならではの味覚を味わうことができます。歴史を感じる宿の建物は「吉野建」という山の地形を活かした、この地域の独特の建築様式で建てられています。玄関を入り2階に上がると、目の前には中庭が広がり、建築当時の趣を残す客室は、ゆったりとした和の空間が広がります。冬には大正ガラスの窓越しに、雪化粧をした庭を眺め、現代ではなかなか体験できない風情が感じられます。時間がゆっくりと流れる静かな宿で、心温まるひとときをお過ごしください。

美しい庭の雪景色を望む廊下

ジビエや川魚、館内の畑で獲れた野菜や山菜など、
地元の食材を使用した食事

おすすめポイント 伝統の逸品「柚子羊羹」
宿泊客に提供されるお茶菓子「柚子羊羹」は、先々代から受け継がれた伝統製法で作られる逸品です。北海道産のうずら豆を使用し、皮むきから窯炊きまで全て手作業で丁寧に仕上げています。また、柚子は同館の裏山で無農薬栽培されたもので、甘さの中に爽やかな風味が広がります。手作りならではの温かみのある味わいが人気の「柚子羊羹」は、4月から10月まで販売されており、お土産としても喜ばれています。

奈良専門オンラインショップ
「ならわし」(https://narawashi.jp/)
でもご購入いただけます。

〈朝日館 DATA〉

住所 吉野郡川上村柏木154
TEL 0746-54-0020
駐車場 あり
時間 チェックイン/15:00~
チェックアウト/10:00
交通 電車:近鉄大和上市駅からバス「柏木」下車、徒歩5分
車:南阪奈自動車道葛城ICから1時間15分、または京奈和自動車道御所ICから約1時間

吉野に佇む癒しの隠れ宿「吉野温泉元湯」(吉野町)

吉野の山間に佇む隠れ宿「吉野温泉元湯」は、江戸時代から続く温泉宿として、長きにわたり、旅人の休息の場として親しまれてきました。 特に、吉野は大峰山修験道場の地であり、修験者たちが疲れを癒やす場として温泉を利用していたとも言われています。また、明治・大正時代の文人たちにも愛された場所でもあり、明治26年の春に、文豪・島崎藤村が滞在していた部屋が、今もそのまま残されています。「吉野の隠し湯」と呼ばれ、多くの修験者や文人に愛された秘湯。その泉質は、二酸化炭素冷鉱泉という珍しい泉質で、冷えた体を芯から温めるだけでなく、肌がつるつるになると評判の「美肌の湯」です。湯気が立ちのぼる温泉にゆっくりと浸かりながら、吉野の冬の景色を眺め、奥深い歴史と文化に思いを馳せる、悠久の時間をあじわってみてはいかがでしょうか。

歴史を感じさせる趣ある外観

吉野の自然を感じられる庭園に面した部屋

おすすめポイント 冬季限定名物料理「ぼたん鍋」
寒い冬に体を芯から温めてくれる冬季限定の「ぼたん鍋」。猪は木の実等を主食としているため、肉自体にまったくクセが無く、上品な香りと風味が感じられます。脂ののった猪肉の旨味と、自慢の自家製味噌を使用した出汁が絡み、煮込むほどに美味しさが増す贅沢な一品です。

〈吉野温泉元湯 DATA〉

住所 吉野郡吉野町吉野山902-1
TEL 0746-32-3061
駐車場 あり(10台)無料
時間 チェックイン/14:00~
チェックアウト:10:00
交通 電車:近鉄吉野駅から、徒歩約20分
車:南阪奈道路葛城ICから国道165・169号、県道39・37号経由で約40分

さいごに

温泉、料理、豊かな自然に冬の絶景。今回ご紹介した4つの宿では、都会のホテルでは体験できない、その土地ならではの趣を体感することができます。静寂に包まれる奈良の宿で心温まる贅沢なひとときを過ごしてみてください。

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