vol.16 街道を歩いて門前町を楽しもう in桜井市
掲載日:2015年8月26日
①長谷寺仁王門前。1度は来てな!
隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)を浮かれ歩き♪
ん~今日はどこ行こかな~。占お~。おっ、今日のオススメは初瀬(はせ)やって。ほな行こか~。
〝初瀬(泊瀬・はつせ)〟は「こもりくの(=山々に囲まれたところ)」という枕詞があるくらい昔から歌に詠われてきた場所。そんな初瀬いうたら、やっぱし「花の御寺」の長谷寺(①)は外せへんわ。全国からぎょうさん参拝客が訪れる奈良有数の名所やね。あの清少納言や藤原道長も詣でてんで~。ご本尊の十一面観世音菩薩を祀ったのは、聖武天皇の勅命を受けた徳道上人ってお坊さん。この人こそ西国三十三所観音霊場巡拝の開祖でな、長谷寺は三十三所の根本霊場とも呼ばれてるよ。牡丹をはじめ、境内を彩る四季折々の花も美しいよ。季節を変えて何べんでも来たいな。
その門前町も楽しいとこやで。昔ながらの風情があってめっちゃええで~。初瀬街道は伊勢街道にも接続してるから、伊勢詣りの宿場町としても栄えてきたんやで。旅籠やお土産屋さん(②)が風情豊かに立ち並んでる。もくもく湯気が立ってるのは…
続いて與喜山(よきやま)のふもとにある長谷寺の地主神、日本最古の天満宮といわれる與喜天満神社(③)にレッツゴ~。御祭神は菅原道真公。10月の大祭「初瀬まつり」(④)では、神様がキレイなお神輿に乗って初瀬地区を巡幸するで。各町から太鼓台も繰り出されて大盛況やで~。
法起院は徳道上人が晩年隠棲したところといわれてるよ。上人の伝説がいっぱい残ってんねん。上人が菩薩になったとき登ったといわれる「上人沓脱ぎ石」とかな。この石に触ったら願いごとが叶うねんて。触っとこ~。それから「はがきの木」(⑥)。タラヨウって種類の木やねんけど、この木のはっぱの裏に、先の尖ったもので何か書くと文字が浮かびあがってくんねん。お願いごとが書かれてるやろ。書くと叶うねんて!書いとこ~。
忘れず行きたいのが瀧蔵(たきくら)神社(⑦)。長谷寺の奥の院と称して、長谷詣でしても瀧蔵神社に参詣せんかったらご利益が半分になってしまうっていわれてんて。もとはこの瀧蔵神社の御祭神が初瀬の地主神やねんけど、菅原道真公に譲って、移動してきはったらしいわ。オススメは春やな。神社の入口に「権現桜」っちゅう樹齢400年以上の見事なしだれ桜があんねんで。せっかく来たしもうちょっと見ていかへん?まずは出雲にある十二柱神社(⑧)。狛犬の台座をお相撲さんが支えてる。面白いやろ。野見宿彌(のみのすくね、『日本書紀』に登場し、相撲取りの祖ともいわれる伝説上の人物)の古墳と言い伝えられたデッカイ塚がこの出雲の太田ってトコにあってんて。さらにその上に五輪塔(⑨)を作って祀っててんけど、明治時代にいまの場所に移されてきたらしいわ。江戸時代には巡業で通る力士たちが必ずお参りしたそうやで。それから玉列(たまつら)神社(⑩)。椿が200種500本も植わる椿の名所やで。毎年3月には椿まつりも開催されるで~。
アカン、初瀬街道だけでも紹介しきれへんかったわ~。三輪さんやら木製仮面くんと柄さんやら、友達もいっぱいおんねん。次行ったとき紹介さしてな。
桜井市 さくらいし TEL 0744-42-9111(桜井市観光まちづくり課) |
スポット紹介
②おそうめんもいろいろあるな。どれにしよかな~ | ③與喜天満神社の長~い階段。これで2/3くらい登ったかな | ④10月の「初瀬まつり」。1日かけて初瀬地区を練り歩くねんで | ⑤法起院。本尊は上人自作と伝えられる上人本尊やで |
⑥はがきの木。〝はがき〟って言葉の由来になってんて | ⑦鬱蒼として神秘的な瀧蔵神社 | ⑧お相撲さんは全部で8体、ちょっとずつ違うねん | ⑨五輪塔。鎌倉時代初期のものらしいよ。梵字が書いてあるなあ |
⑩「玉列のつらつら椿」、見頃は3月から4月末やで~ |
ひみこちゃん 出身地:桜井市 マイペースでめんどくさがり、ゲームと甘いものが大好きな12歳。ゆる~い性格のひみこちゃんだけど、桜井市の広報活動はマジメに頑張っていて、桜井市のいろんなところでひみこちゃんに出会えるよ。そんなひみこちゃん、もって生まれた特殊能力で、なんと!ひみこおばちゃんに変身できるんだ。詳しくは動画をチェック! |
ひみこちゃんがいく 南都銀行桜井支店
桜井支店は桜井駅のすぐ近くにあるで。これは便利やな~。卑弥呼の里いうだけあって、桜井支店は女子行員がぎょうさんいてはるよ。古代日本の長は女性、現代日本でも経済を動かすのはうちら女性たちなんかもしれんな。
みんなで女子力アピールすんで~♪ | うちの通帳つくってん。貯めまくろ~ |