vol.8 ワクワクいっぱい!天狗の住む山で巨石探し in山添村
掲載日:2014年12月24日
都会でできない遊びを楽しんじゃおう!
ぼくの名前はてんまる。山添村の神野山に住む「からす天狗」だよ。この地域は、奈良県で最初に人が住みはじめたところなんだって。歴史の長いところだから、言い伝えや昔話がたくさんあるんだ。山添村にはのんびりしたところがいっぱい。不思議な場所もいっぱい。今日はぼくと一緒に探検に行こう!
ぼくの住んでる神野山(こうのやま)は伝説のお山なんだ。大好きな場所は鍋倉渓(なべくらけい、①)。山の中腹に広がる岩の川だよ。いまにも転がってきそうな岩がごろごろしてるんだ。伊賀の天狗と神野山の天狗がけんかして、岩を投げあってできたという言い伝えがあるんだ。春は桜、夏はライトアップ、秋の紅葉、冬の白雪と四季折々の顔を見せてくれるよ♪耳をすますと、かすかに水の流れる音が聞こえるよ。見えないけど、鍋倉渓の下にはちゃんと水が流れてるんだ。近くには、竜王岩(②)って巨石があるよ。昔の人が鍋倉渓を天の川に見立て、さそり座のアンタレスに当たるよう配置したんじゃないかって説があるんだ。他にもいろんな巨石があるんだって。
神野山には遊ぶ場所もたくさんあるんだ。めえめえ牧場(まきば、③)はかわいい羊さんたちがお迎えしてくれるよ♪いまの季節、羊さんたちのごはんは村でとれたさつまいものツルを干したもの。羊さんも喜んで食べているよ。羊さんとふれあえるほか、隣の羊毛館では羊毛を使ったマスコット作りや、本格的な羊毛加工も体験できるよ~。
神野寺(こうのじ、④)は、天平時代に行基和上が創建したとされる古刹だよ。奈良時代の山間寺院の面影を残してるから、街中にあるお寺とはひと味違う雰囲気を味わえるよ。そうそう、神野山には村の特産品・大和茶の畑があちこちにあるよ。ほら見て!畝の向こうに大和高原が広がってる!(⑤)眺めがよくて、胸がすうっとするねえ。茶の里映山紅(⑥)では、この大和茶を使った料理が楽しめるよ(⑦)。オープンテラスになってて、青山高原から信楽高原まで見渡せるんだ。神野山のすぐ近くにあるのが天神社(⑧)。本殿は室町時代の建築様式を伝えていて、歴史のある神社として国の重要文化財に指定されているよ。
山添村のことがもっと知りたくなった?じゃあ、歴史民俗資料館(⑨)に行こうよ。明治36年(1903)に建てられた春日小学校の旧講堂を利用してつくられているんだ。県の有形指定文化財なんだ。明治の和風建築がシブイよね。大川(おおこ)遺跡から出土した土器などの歴史資料が展示されていて、山添村の歴史がよくわかるよ。ここが学校だったころ、ぼくのご先祖さまも、人にまじってこっそり勉強していたかもしれないね。
山添村 やまぞえむら TEL 0743-85-0048(山添村地域観光課) |
スポット紹介
①ここから奥までずっと続いてるよ! | ②その姿に貫禄を感じるね | ③2月は赤ちゃん羊に会えるんだって♪ | ④神野寺 天狗杉という巨木があるんだ |
⑤山が色づいていてきれいだなあ | ⑥映山紅にはお茶室もあるよ | ⑦大和茶を使った茶粥セット おいしいなあ~♪ | ⑧天神社 朱色に輝くお社がカッコイイ! |
⑨学校建築としては珍しい建物なんだって |
てんまるくん 出身地:山添村 山添村マスコットキャラクター、からす天狗の「てんまる」くん。神野山に住んでいるとされる伝説のからす天狗をモチーフにしたキャラクターだよ。ちょっとのんびりやさんだけど、ぽっちゃりまるい姿で、出会った人のこころをまあるくする癒し系男子。思わず抱きつきたくなっちゃうかわいさで、村のみんなの人気者なんだ。 |
てんまるくんがいく 南都銀行名阪針支店
南都銀行名阪針支店は、針ICの南口を下りて、さらに南に500m行くとすぐ見つかるよ。まわりにもお店が色々あるから、山添村の人たちもよく利用してるんだって。行員さんも山添村までよく出張に来てくれるよ~。行員さんはみんな仲良し、いつもニコニコ楽しく応対してくれるんだあ。
みんなで記念撮影だよ | やったあ。ぼくの通帳だあ |