広陵町文化財保存センター
掲載日:2016年9月27日
箸尾支店の松本です。広陵町には多くの古墳が存在し、そこで様々な埴輪類が数多く出土しました。これらの埴輪類は、全国に知られるようになり、歴史的にも高い評価を受けています。「広陵町文化財保存センター」では、今回紹介する埴輪類以外にも様々な物が展示されていることから、歴史散策の際には、是非とも足を運んでいただき、古代文化にふれてみてはどうでしょうか。
水鳥形埴輪
平たい嘴(くちばし)を持つコハクチョウを写実的に模したと見られます。大きさの違いは雌雄と子を表し、脚が表現されないのは水に浮く姿を表現したと考えられます。
喪船(レプリカ)
棺を載せた儀礼用の喪船と推定され、船内を様々なもので飾り立て、死者を送り出したのではないかと言われています。船の全長は8メートルを超えており、日本では弥生時代から使われていたと考えられています。
復元・保存作業場
同センター内にある作業場では、埴輪の復元作業や保存処理、遺物整理・図面作成等が行われています。
間近で作業現場を見学することができますよ。
DATA
施設名 | 広陵町文化財保存センター |
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住所 | 奈良県北葛城郡広陵町南郷583番地1 |
電話番号 | 0745-55-1001 |