特別展「国宝 聖林寺十一面観音-三輪山信仰のみほとけ」(東京国立博物館)開催についてのお知らせ
聖林寺の創建は古く、奈良時代(和銅5年、712年)に談山妙楽寺(現在の談山神社)の別院として、藤原定慧(鎌足の長子)が建てたとされています。多武峰の中腹に位置し、境内からは三輪山や箸墓古墳など大和盆地を一望することができます。
ご本尊の子安延命地蔵様は江戸時代の作で、安産と子授けの信仰が厚く、多くの人が祈願に訪れています。
そして、奈良時代作の国宝で有名な十一面観音様は慶応4年(1868年)に大御輪寺(大神神社の神宮寺)より移され、フェロノサ、岡倉天心らによって開扉されて以降、その美しい姿に多くの人々が魅了されてきました。
このたび、東京で、この十一面観音様に会えるチャンスが訪れました!
2021年6月22日より、東京国立博物館にて、特別展「国宝 聖林寺十一面観音-三輪山信仰のみほとけ」が開催されます。
国宝 十一面観音様が奈良県から出るのは今回が初めてです。
その比類ない美しさをこの機会にぜひご覧ください。
【「紡ぐプロジェクト」ホームページ】
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