三輪 そうめん流し
掲載日:2020年11月6日
カフェ 和食 ランチにおすすめ
テーマは“わざわざ”行きたくなるお店
日本最古の神社として知られる大神神社の参道にある「三輪 そうめん流し」。奈良県で唯一、そうめん流しが食べられるお店だ。JR三輪駅からは徒歩2分ほどのところにあり、駅からのアクセスは抜群。もともと1階建てだったお店を2階建てに改装して、2020年10月10日にリニューアルオープンした。築100年の日本家屋を元にしているが、昨今はやりの古民家カフェとはまた違った趣きがある。門口には瓦職人が屋根を手がけたという、苔にびっしりと覆われた「キッチンカー」があり、暖簾をくぐると、そうめん束を鮭のようにくわえた熊の置きものが出迎え、“庭”をイメージした店内には吊るしそうめんを想起させる白い紐のれん風のオブジェ、壁には奈良を中心にして苔で作った世界地図など、思わずSNSにアップしたくなるような写真映えスポットばかり。オシャレで、かつ楽しませてくれる空間には、店主の斬新なセンスや遊び心がちりばめられている。テーマは「わざわざ行きたくなる」お店づくりだ。
そうめん流しでお客様を笑顔に
「そうめん流し」とは、一抱えくらいの大きさのドーナツ型流し機を使い、水流でそうめんをクルクルと回転させながら箸ですくって食べる方法で、鹿児島県の指宿温泉が発祥の地といわれている。鹿児島ならではの食文化に出会った店主が、地元・関西の三輪そうめんを使って、奈良県初の「そうめん流し店」を出そうと発案。「関西ではそうめん流しを体験したことがない人が多いので、ぜひ楽しんで笑顔になってもらいたい」。そんな想いがあるという。
私が作っています
加藤秀幸(かとうひでゆき)さん
代表取締役
アパレル業界出身の加藤さんには「奈良でしか出店したくない!」という強いこだわりがある。「大阪ならお好み焼き、神戸は餃子、香川にはうどんがある。同じように、全国の人がわざわざ食べに来たくなる、奈良でしか食べられない三輪そうめんを出すお店にしたい」と語るとおり、そうめんは三輪で有名な乾製麺所のオリジナル麺「誉(ほまれ)」を使用。しっかりとコシがあり、プリプリの食感がたまらない。ほかにも三輪の名物料理や奈良の地酒をそろえ、まさにここでしか味わえない食体験を演出している。
お店に来たら、ぜひ食べて!その1
釜飯とそうめんミニコース
ランチ限定のミニコース。湯がきたて・〆たてのそうめんを、日替わりのおだし(かつおorしいたけ)でいただく。宇陀産の鹿肉や大和野菜などを具材に、奈良の食を凝縮させた釜飯も絶品。900円(税抜)
お店に来たら、ぜひ食べて!その2
名物「スペアリブ」と三輪名物「釜飯」ミニコース
骨までトロトロに煮込んだスペアリブが人気のランチ。柔らかくて、奥深いうまさが口いっぱいに広がる。豆腐は、三輪の老舗「川辺豆腐店」の作りたて豆腐を使用。三輪のおいしい水と豆でつくっており、その味わいは濃厚で格別だ。上品で滑らかな食感もクセになる。1,100円(税抜)
お店に来たら、ぜひ食べて!その3
名物「ひろうす」と三輪名物「釜飯」ミニコース
ヘルシーで身体にやさしい、具材たっぷりのひろうす(がんもどき)。小さく刻んだ野菜を、くずした豆腐に混ぜて揚げている。こちらも「川辺豆腐店」の豆腐を使った手作りメニューで、女性におすすめ。1,100円(税抜)
ここでしか体験できない楽しみがいっぱい
開放感のあるテーブル席では、大神神社のご神体である三輪山を窓から眺めながらゆっくりと食事ができる。たまには昼から地酒を一献傾けて、贅沢に大人のひとときを満喫するのもいいだろう。またすべてのコースでそうめんを温かいにゅうめんに変更できるので、秋冬に訪れるのもおすすめだ。お店の一角は物販コーナーになっており、乾製麺所のそうめんが購入できる(300円税抜~、地方発送可)。ぜひチャレンジしたいのは、ソーメン・ガチャ(100円税込)。カプセルにはおみくじが入っており、大吉が当たれば箱入りの高級そうめんがいただける。パーティーなどでも使える2階は10名~50名での貸切も可能だ。ユニークなお店だからこそ、いろんな利用シーンで、ここでしかできない楽しみ方を探ってみては。
三輪 そうめん流し DATA
TEL | 080-3037-3838 |
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住所 | 奈良県桜井市三輪460-24 |
アクセス | JR三輪駅から徒歩約3分 |
営業時間 | 10:30~16:00 |
定休日 | 木曜日 |
駐車場 | なし(近隣に無料駐車場あり) |
おすすめ利用シーン | 家族、友人、女子会、ランチ、カフェ、デート |
その他 |