石塚遺跡
更新日:2016年7月19日
旅の安全を祈願した石の塚
大和川と吉野川の分水嶺・車坂峠の頂上に、近くの地層に含まれる握りこぶしから人の頭ほどの大きさの石を、直径約30mの範囲に積みあげた塚。年代は不明だが、近くから正和4年(1314)の銘文が刻まれた五輪塔の一部が見つかっており、約700年前にはこの地にあったと考えられている(五輪塔は現地に復元されている)。御所方面から大峯山上へとむかう山伏たちが、目前の大峯連山を眺めつつ、石を積んで修行をした行場とも伝える。塚の前にはかつての旧街道が通り、石造りの役行者像を祀る行者堂も建っており、役行者に旅の安全を祈願する場でもあった(行者堂は現在、吉野川沿いの鈴ヶ森公園に移築)。 |
名称 | 石塚遺跡(いしづかいせき) |
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所在地 | 〒638-0821 吉野郡大淀町下渕1624-9他 |
TEL | 大淀町教育委員会(大淀町文化会館) 0747-54-2110 |
休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
拝観、開館、開園時間 | 自由 |
駐車場 | 無し |
交通(マイカー) | 南阪奈道路葛城ICから国道24号、169号線経由、約17km、約35分 |
交通(公共交通機関) | 近鉄下市口駅からタクシーで約5分、または徒歩約30分 |