中将姫
更新日:2016年7月19日
當麻に残る哀しくも不思議な女性のお話
石光寺や當麻寺には中将姫の伝説が残されている。中将姫は、奈良時代の右大臣藤原豊成(とよなり)の娘として生まれた。14歳のときに継母にいじめられ命を狙われたが、改心した家臣に助けられ、父にも守られはしたものの、この世のはかなさを嘆き、そのまま當麻寺に入って尼になったという。熱心に仏道に励み、集めた蓮の茎から糸をとると、井戸で五色に染め(石光寺の「染の井」)、その糸で一夜のうちに大きな曼陀羅を織り上げた(當麻寺の「根本曼荼羅(當麻曼陀羅)」)。29歳の若さで生きたまま極楽浄土へ旅立ったという。そのとき来迎した菩薩の姿は、當麻寺の5月の練供養の菩薩たちに表現されている。 |
名称 | 中将姫(ちゅうじょうひめ) |
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所在地 | 石光寺 〒639-0273 葛城市染野387、當麻寺 〒639-0276 葛城市當麻1263 |
TEL | 石光寺 0745-48-2031、當麻寺/奥院 0745-48-2008、護念院 0745-48-2004、西南院 0745-48-2202、中之坊 0745-48-2001 |
休日 | 石光寺/12月31日、當麻寺/無休 |
料金 | 石光寺/中学~大人400円、小学生200円、當麻寺/境内無料、伽藍三堂500円、境内の各塔頭寺院は別途拝観料が必要な場合あり |
拝観、開館、開園時間 | 石光寺/【4月~10月】8:30~17:00、【11月~3月】9:00~16:30、當麻寺/9:00~17:00 |
駐車場 | 石光寺 有り(30台)/無料、當麻寺 有り/有料 |
交通(マイカー) | 石光寺/南阪奈道路葛城ICから約2km、約10分、當麻寺/南阪奈道路葛城ICから約2km、約5分 |
交通(公共交通機関) | 石光寺/近鉄二上神社口駅から徒歩約15分、當麻寺/近鉄当麻寺駅から徒歩約20分 |