石のカラト古墳
更新日:2016年7月19日
葺き石に覆われた終末期古墳
古墳時代終末期にあたる8世紀のはじめごろに築造された古墳。昭和56年(1979)の発掘調査で上段が直径約9.2mの円形、下段が1辺約13.6mの上円下方墳であることがわかった。石室は凝灰岩製の切石15枚を用いた横口式石槨。盗掘のため副葬品はわずかしか残されていなかったが、漆の破片が出土したことから、 漆塗りの棺が納められていたと考えられている。「カラト」の名は、石室が「唐櫃(からびつ)」に似ていることから付いたといわれる。被葬者は不明。昭和62年(1987)に復原整備され、平成8年(1996)に国の史跡に指定された。 |
名称 | 石のカラト古墳(いしのからとこふん) |
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所在地 | 奈良市神功1・木津川市兜台2 |
TEL | 奈良市文化財課 0742-34-5369 |
休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
拝観、開館、開園時間 | 見学自由 |
駐車場 | 有り(高の原駅前の民営駐車場を利用、駐車場から徒歩約10分)/有料 |
交通(マイカー) | 京奈和自動車道山田川ICから国道163号経由、約1km、約5分 |
交通(公共交通機関) | 近鉄高の原駅から徒歩約15分 |