第20回 勝手に奈良検定キッズ
問題1 |
大きな観音さまで知られる長谷寺には、観音さまに関わるとっても大きな「あるもの」がある。それはいったい何かな。 1.観音さまを描いた絵 |
正解は、1の「観音さまを描いた絵」。
長谷寺の観音さまは、室町時代につくられた高さ10mを超える大きな仏さまとして知られているね。ところがそれをさらに上回る大きなものがあるんだ。それが観音さまを描いた大きな大きな絵。その大きさは何と16m46㎝6mm、日本最大の掛け軸なんだ!実はこれ、観音さまの設計図として高野紙を430枚つなぎあわせてつくられたもので、観音さまと同じ室町時代のもの。大きすぎて掛けることができないから、なかなか見るチャンスもない。でもがっかりしないで!実はいま、この掛け軸が公開されている。大きな部屋に半分寝かせたように展示されていて、すぐ近くで見られるから迫力も満点だ。自分の身長と比べてみてはどう?公開は2018年5月31日まで。さらに6月30日まで、この絵をもとにつくられた観音さまの足にも触れることができるから、その大きさを実感してみて!