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着物姿で紫陽花めぐりカラフルな初夏の「初瀬詣で」

掲載日:2024年6月14日

奈良県桜井市にある「初瀬(はせ)」は、「隠国(こもりく)の里」と呼ばれ、現在も静かな時間が流れる歴史深い町です。名刹「長谷寺」を詣でることを「初瀬詣で」と呼び、多くの文学作品にも登場します。長谷寺は、一年を通して四季折々の花が咲き誇り、初夏は、約3,000株の紫陽花が、梅雨の古刹をしっとりと彩ります。今回は、「あぢさゐ回廊」を清楚な着物で巡る夏旅をご紹介。この時季しか見られない美しい風景をご堪能ください。

① 絶景の「長谷寺かふぇ」で着物と紫陽花ソーダフロートを満喫♪

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② 純白の着物が一輪の花のよう色とりどりの「長谷寺 あぢさゐ回廊」

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③ 門前町の「白酒屋」で爽やかな草餅をお土産に♪

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 絶景の「長谷寺かふぇ」で着物と紫陽花ソーダフロートを満喫♪

長谷寺の総門「仁王門」(重要文化財)をくぐると、有名な「登廊(のぼりろう)」(重要文化財)が見えてきます。第一から第三まであり、本堂まで続く階段の数はなんと、399段!これは体力がいりそうです。
半分ほど登ったところで、右側に階段が見え、その先に「月輪院」が佇んでいます。

現在、この場所は「長谷寺かふぇ」が運営する着物レンタル&お茶をいただけるカフェスペースになっているんです♪早速室内へ入ってみましょう。

なんて広々とした空間!開放感のある和室に、窓からは季節の絶景!店長の森山さんに伺うと、月輪院は夏の一時期、僧侶が寝泊まりをする宿坊になるのだそう。その期間は、お店もお休みされるのだそうです。

さて、次はお目当ての着物選びです。古典柄、モダン柄、季節の花がモチーフになった柄まで、どれも可愛くて目移りしちゃいます♪お店の方にも相談できるので自分に似合うとっておきの一枚を見つけましょ!

紫陽花の色が映えるよう、白いレースをあしらった清楚な着物をチョイス!ピンクの帯がアクセントになって、和モダンな雰囲気がステキです。赤い野点傘と一緒に撮影すると…なんとも風情ある素敵な一枚になりました♪

散策前に、ちょっと休憩♪夏限定の「紫陽花フロート」(880円)をいただきます。紫陽花のようにカラフルなゼリーと、爽やかなサイダーで、見た目も、味も、清涼感たっぷりです。お腹いっぱいになったら、あぢさゐ回廊へと向かいましょう。

<長谷寺かふぇ DATA>

TEL 0742-35-3288
住所 奈良県桜井市初瀬731-1 奈良長谷寺境内 月輪院
アクセス

(車)西名阪自動車道 針TRSから県道38号、約14km、約30分

(電車)近鉄「長谷寺」駅から徒歩約15分
駐車場 近隣の有料駐車場を利用
時間 9:00〜17:00
定休日

《期間限定営業日》

①12/31〜1/31 ②3/1〜6/30 ③9月中旬〜12月初旬

※2024年は7月7日まで営業

※詳しい営業は、同店公式インスタグラムにて要確認

メニュー

《着物レンタル》 2,200円~

※時間内に着物を返却できれば、境内から外出しても可

《カフェメニュー》茶粥御前1,700円、お茶菓子セット 1,100円他
インスタグラム https://www.instagram.com/wakanastyle/

 純白の着物が映える色とりどりの「長谷寺 あぢさゐ回廊」

毎年開催される長谷寺の「あぢさゐ回廊」。本堂まで続く「嵐の坂」には、階段を埋め尽くすように鉢植えがあしらわれ、階段の両脇には地植えの紫陽花。梅雨の時期を艶やかに彩る、初夏の風物詩です。

カラフルな紫陽花の中に、純白の着物が、まるで一輪の花のように引き立ちます。
これほど美しい花々で彩られた坂なのに、なぜ「嵐の坂」と呼ぶのでしょう?調べてみると、百人一首にヒントがありました。

『うかりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを』(百人一首 源俊頼)

句に詠まれた「初瀬(はつせ)」とは、長谷寺のある地域のこと、「山おろし」は、山から吹き下ろしてくる激しい風のことを意味します。この坂は、山から吹き下ろす風が常に吹き、「嵐」の語源はこの「山おろし」にあることから、「嵐の坂」と呼ばれているのだそうです。いわれを知ると、一層散策が楽しくなりますね♪さあ、いよいよ本堂へ登って参りましょう。

「本堂」(国宝)には、10mを越す日本最大の木造仏像「十一面観世音菩薩立像」(重要文化財)が祀られています。ご本尊は、幾度もの火災によって再興を繰り返し、現在のお姿は室町時代に造立されたものだそうです。その大きさは、実際見た者にしか味わえない、圧倒的な存在感です。

なんて雄大な眺めなの!本堂の舞台からの景観は、万葉の歴史を感じる美しい眺望です。この舞台は「縣造(かけづくり)」とよばれる構造で、前へ張り出した構造がユニーク。京都の清水寺の舞台と同様の造りです。初夏の日差しは柔らかく、深緑がキラキラと輝いていて、景観を愛でるには絶好の季節ですね。

最後は、有名な撮影スポットへ。本堂内に祀られている「賓頭盧(びんづる)尊者像」に手を合わせる様子をパチリ!光沢が美しい木の床に、背景の緑が反射して、初夏らしい爽やかな一枚が撮れますよ。

四季折々の自然の景観が実に美しい長谷寺。新しい季節がおとずれるごとに、足を運びたくなるお寺です。

〈大和三大観音 あぢさゐ回廊〉
寺院:壷阪寺、岡寺、長谷寺
期間:令和6年5月25日(土)〜7月7日(日)

〈重ね色巡礼〉
壷阪寺、岡寺、長谷寺、室生寺の四つのお寺で「切絵御朱印」を購入した方に無料で「重ね色巡礼」の台紙をプレゼント。併設のスタンプを自身で押して重ね、一枚の風景画を作るスタンプラリー。

〈長谷寺 DATA〉

TEL 0744-47-7001
住所

奈良県桜井市初瀬731-1

アクセス

(車)西名阪自動車道 針TRSから県道38号、約14km、約30分

(電車)近鉄「長谷寺」駅から徒歩約15分
駐車場 近隣駐車場を利用
入山時間 8:30〜17:00(4月〜9月)/9:00〜17:00(10月〜11月・3月)/9:00〜16:30(12月〜2月)
入山料金

大人500円

 門前町の「白酒屋」で爽やかな草餅をお土産に♪

次は、長谷寺の周辺を散策しましょう。「長谷寺門田町」は、飲食店やお土産物店が立ち並び、風情ある古い町並みが残る観光スポットです。よく見ると、初瀬の名物である草餅屋さんがたくさん!

ふわ~っとあふれる蒸気に誘われてお店に入ってみると、ぺちぺちと杵の音!餅つき中です!緑鮮やかな天然よもぎがとってもきれい!ここは、老舗の和菓子店「総本舗 白酒屋(しろざけや)」です。1875年(明治8年)の創業以来、「初瀬詣で」に訪れる観光客がたくさん訪れる名店。早速、「草福餅」をいただきましょう♪

鉄板で焼き目をつけた「青焼き」と、漉し餡を職人がひとつずつ手包みした「青」の二種類。迷うところですが、今回は芳ばしい香りに魅かれて「青焼き」をチョイス!お土産は10個入り(1,300円)にしました。柔らかな生地の中に、甘さ控えめの餡。爽やかなよもぎの味と相まっていくつでも食べられそうです!

過ごしやすい初夏は「初瀬詣で」におススメの時期。悠久のときに思いを馳せ、門前町から境内まで、ゆったりと散策をお楽しみください。

〈総本舗 白酒屋 DATA〉

TEL 0744-47-7988
住所 奈良県桜井市初瀬746
アクセス

(車)西名阪自動車道 針TRSから県道38号、約14km、約25分

(電車)近鉄「長谷寺」駅から徒歩約10分
駐車場
時間

10:00〜17:00

定休日

金曜日

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