ハローオータム♡美食の町・大淀町へ!
更新日:2023年11月27日
紅葉、銀杏、旬の味覚!秋の奈良県は、美しく、美味しいものであふれています。
そんな行楽シーズンにおすすめしたいスポットが、中和エリアに位置する大淀町(おおよどちょう)です。「吉野の玄関口」とよばれ、古より、多くの人々が往来し栄えた町です。
柿、栗、ぶどう、さつまいも・・・と、女子が愛してやまない秋の味覚もずらり!
深まる秋の一日を大淀町で満喫しましょ♪
目次
大正ロマン漂う煉瓦のアーチ橋 「薬水門(くすりみずもん)」
近鉄吉野線の車窓から、美しい紅葉を眺めつつ、の~んびり、ゆ~ったり電車旅。ぐんぐんと山間を走り、田園風景が広がってきたところで、「薬水」駅に到着です。
わぁ、なんて空気がおいしいの!ここが大淀町なのね!まずは、周辺を散策しましょ♪
てくてく歩いていると、農作業中の方にたくさん出会います。クワを持った初老のおじ様がニコニコと笑顔で話しかけてきてくれて、「めがね橋に行ってみ。すぐそこやで」とおすすめしてくれました・・・めがね橋?
きょろきょろと歩きながら探していると、「薬水拱橋」の看板を発見!矢印に向かって歩いていると…。
めがね橋です!煉瓦造りがレトロ~!橋の上は近鉄電車の線路になっているようです。
めがね橋は、正式には「薬水拱橋(くすりみずきょうきょう)と呼ぶそうです。紹介の看板によると、この橋は大正元年(1912年)に建てられたのだそう。2つのアーチは、人や車が通る道と、川が流れる通路、2つに分かれているからで、「2径間レンガ拱橋」という形式なんですって!地元の方にも「めがね橋」と親しまれ、110年以上も町を見守ってきた橋。くすみや黒ずんだ煉瓦から、歴史の長さが感じられます。
では、通ってみましょう!
トンネルの中は薄暗くて、ちょっぴり怪しげな雰囲気。トンネルを抜けると、長閑な町の風景が広がっていてホッとしました。
ロッジ風カフェで絶品モンブラン 「カフェ・ミッツ」
さて、しばらく歩くと、新しい住宅街「花吉野ガーデンヒルズ」が見えてきます。その昔、大淀町は、大和盆地と吉野地方を結ぶ要衝として栄えてきた歴史ある町。現在、このエリアは「福神(ふくがみ)」駅を中心に住みやすく開発され、新たな歴史を刻んでいます。住宅街を抜け、どんどん坂道を登ると、レストランの看板が見えてきます。そう、こちらがランチのお目当て「カフェ・ミッツ」さんです。
到着!ウッドテイストな建物がステキすぎる~!店舗の左側がパティスリーで、右側がレストランになっています。
山が三つ連なったお店のロゴがとってもCUTE♪ナチュラルな木彫の看板も、とにかくすべてがカワイ~!
店内に一歩入ると、なんてステキ!木のぬくもりに包まれながら、山並みを見渡せるなんて、まるで自然と一体になったみたいです。そういえば、窓から見える3つの山並み、ミッツさんのロゴマークにそっくり!ここからの景色を表しているのかもしれませんね♪
さて、まずはランチをいただきましょう。本日オーダーしたのは、「ハンバーグランチ」(1,600円)です。季節のお野菜がたっぷり添えられて、カラフルなプレートがとっても美味しそう!キノコのソースが絶品で、ボリューミーなハンバーグにぴったりです。お皿が真っ白になるまでぺろりと食べちゃいました。
さて食後のデザートにいただくのは、ずっと楽しみにしていた「モンブラン」(700円※ランチ注文の場合)です!
レストランに併設する「パティスリー・ラ・ペッシュ」で販売されている人気商品で、長年のファンが多い銘品。栗のペーストに包まれた筒型のフォルムが特長で、食べ進めると、甘さ控えめのクリームと、サクサクのメレンゲが相まって、濃厚な味わい。見た目も、味も、とっても楽しいスイーツです。
外にも、テント下にテラス席があるので、気候の良い今の時季なら絶景を満喫しつつ、アウトサイドカフェも楽しめそうです♪
大淀町の味覚が大集合!「道の駅 吉野路大淀iセンター」へ♪
さて、次は大淀町が誇る秋の味覚を探しに行きましょう!近鉄「福神」駅から吉野行に乗車し、2駅目の「下市口」駅で下車します。次に「大淀バスセンターゆき」のバスに揺られること20分。「芦原」の停留所でおりると、大きな建物が見えます!ここが「道の駅 吉野路大淀iセンター」です。
大淀町で育った農作物や特産品が集結する道の駅とあって、連日お客様でいっぱいです!
くり、かぼちゃ、さつまいも、巨峰と、秋の味覚がズラリ~!それに、どれも立派でおいしそうです!納品に来られた農家の方々とおしゃべりできるのも楽しく、美味しい野菜の選び方を教えてもらっちゃいました♪
次は、店舗に入ってみましょう!
わ~!奈良県各地の特産品がいっぱい!
お酒、ジュース、調味料と、お土産はもちろん、普段使いの商品も揃っていて目移りしてしまいます♪
あれ?あのパズルみたいな絵はなにかしら?スタッフにさんにたずねたところ、「LaQ」(ラキュー)と呼ばれるパズルブロックなんですって。世界的にも有名な知育玩具の会社(ヨシリツ株式会社)が大淀町にあるそうです。
果物も、お土産もたくさんゲットできたし、これで大淀町の旅は終了です!季節ごとに装いを変える山里の風景は美しく、秋から冬にかけての景観はより一層艶やか。一年を通じて、旬の美味しい野菜や果物があり、いつ訪れても楽しめる場所です。電車でも、車でも、一人でも、友人と一緒でも、大淀町を余すことなく満喫してくださいね♪
おすすめコース
近畿吉野線「薬水駅」下車。高台にあり、階段を使って地上に下りる珍しい造りで、鉄道ファンも多く訪れます。 |
1924年に開業。完全無人駅として知られています。 |
徒歩 5分
「薬水拱橋(くすりみずきょうきょう)」へ。
水路側には小川がチョロチョロ…。 |
1912年に作られた煉瓦積みの2連アーチ橋。道路と水路に分かれたユニークな造りから「メガネ橋」と呼ばれ、「土木学会選奨土木遺産」に指定されています。橋の上を近鉄吉野線の電車が走る瞬間は、シャッターチャンスです。 →スポットの詳細DATAはコチラ |
徒歩約1分
村人を疫病から救った「薬水の井戸」 |
「薬水の井戸」と書かれた看板を発見!記載によると、その昔、弘法大師がこの村を通りかかったとき、村人が疫病にかかっていたのを哀れに思い、不思議な井戸を教えてくれたのだそう。その水を飲んだら病気がたちまち直ってしまうことから、「薬水の井戸」と呼ばれ、祠も建立されたのです。珍しい地名は、「薬水の井戸」からきていたのですね。 |
徒歩約35分
大淀町の人気店「カフェ・ミッツ」へ。
ロッジ風の店構えがステキ! 非日常感を堪能できる見事な借景! 吉野杉のモニュメントが店のアクセント! |
旬の地元野菜をあしらったカフェメニューを味わえると、遠方からも来店客が訪れる人気店。吉野地方の銘木「吉野杉」があしらわれた店内は、包み込まれるような温かさが心地よく、窓に広がる山々は爽快そのものです。 ※写真はイメージです おススメのメニューは「週替わりミッツランチ」(1,650円)。 お隣にあるケーキ屋さん「ラ・ペッシュ」の人気スイーツ「モンブラン」もいただくなら、ランチと一緒に「ランチタイムモンブラン」(700円)を注文するのがおすすめです♪ →スポットの詳細DATAはコチラ |
徒歩5分
近鉄吉野線「福神」駅から吉野行に乗車、「下市口」駅下車。
大和八木駅行きのバスに乗車、「芦原」停留所で下車。
徒歩2分。
オシャレな佇まいの近鉄「福神」駅。 旬の食材を求めて、遠方からの来店者が続々! |
奈良県吉野の玄関口にある「道の駅 吉野路大淀iセンター」に到着。屋根から突き出た2つのトップライトは、修験者の額につける「頭巾(ときん)」をイメージしているのだそう。 一年を通じて、地元で採れた新鮮な旬の味覚がズラリとならぶ同センター。午前中の来店がおすすめです♪
→スポットの詳細DATAはコチラ |
<薬水拱橋 DATA>
住所 | 奈良県吉野郡大淀町薬水 |
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アクセス | (電車)近鉄吉野線「薬水」駅下車、徒歩5分 |
駐車場 | なし |
<カフェ・ミッツ DATA>
住所 | 奈良県吉野郡大淀町福神3-8 |
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TEL | 0747-64-8988 |
アクセス |
(電車)近鉄吉野線「福神」駅下車、徒歩5分 (車)京奈和自動車道「五條北IC」より約8分 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 8:30~16:30 (16:00L.O) |
定休日 |
月・火 |
<道の駅 吉野路大淀 i センター DATA>
住所 | 奈良県吉野郡大淀町芦原 536-1 |
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TEL | 0747-54-5361 |
アクセス | (電車)近鉄「大和八木」駅より、奈良交通バス「近鉄御所駅」行きに乗車、「芦原」停留所下車、徒歩 2 分 (車)京奈和自動車道「御所南 IC」を出て約 25 分 |
駐車場 | あり |