恋ガールが行く「神話の旅」。ロマンティック♡葛城古道
更新日:2021年1月13日
さっむ~い冬…人恋しくなる季節です。特に、片思い中の女子にとっては、冬の厳しさは身に沁みるもの。でも、こんなときこそ、恋愛成就の旅に出ちゃうのがイマドキの恋ガール! それも、心も、お腹もたっぷり満たしてくれるランチやスイーツ付きの恋旅はいかが? 今回の舞台は、奈良県西南部の御所市。数々の神話の舞台であり、「神々の降る里」と呼ばれる金剛・葛城山麓の「葛城古道」をのんびりと歩きましょう。一言だけ願いを叶えてくれる神秘的な神社、ビター&スイートなパフェ…道すがら、LOVEスポットにも出会えちゃいます♡「いつか、気になるあの人と一緒に巡りたい…」そんな恋心をお供に、葛城古道の旅へ出発!
※営業時間等の変更・臨時休業となる場合があります。お出かけの際は各スポットのホームページやお電話等で事前にご確認ください。
目次
・恋をするなら、まず腹ごしらえ♡ 絶品フレンチの農家レストラン「大和四季旬菜 白雲庵」
・恋心をたった”一言“に込めて!「葛城坐一言主神社」
・「天使のパフェ」で心もお腹もハートフル♡「郵便名柄館 Tegami Café」
・しっとり&ふわふわ! 毎日食べたい!とうふ屋のドーナツ「梅本とうふ店」
・友人にも、自分へのお土産にもぴったり!「片上醤油」
恋をするなら、まず腹ごしらえ♡
絶品フレンチの農家レストラン「大和四季旬菜 白雲庵」
恋ガールの旅は、近鉄御所駅からスタート! 奈良交通バスに乗車し、葛城山の山腹にあるバス停「猿目橋」(さるめばし)を目指します。ぐんぐん坂道を登る道中、のどかな風景が車窓いっぱいに広がって、気分もウキウキ♪ 葛城山は、北の二上山、南の金剛山に連なる金剛山地の一つ。ハイキングコースもたくさんあって、春は桜やつつじ、秋は彼岸花と一年を通して景観が美しく、ハイカーたちに人気のある山なんですって。
さあ、「猿目橋」バス停に到着しました。ここから、葛城山ロープウェイに通じる北側の道と、南へ向かう「葛城古道」と、2ルートに分かれますが、恋ガールは迷わず「葛城古道」をチョイスしましょ! 少し坂道を下ると…一面に美しい棚田! 御所市は、葛城山から流れる山水を利用し、瑞々しい農作物がたくさんとれる奈良県でも有数の農作物の産地。夏は青々とした稲が風になびき、秋は稲穂がキラキラと黄金に輝きます。四季折々の自然の景色が堪能できるのも、このエリアの魅力ですね。
あぜ道を歩いていたら、お腹が空いてきました。恋ガールは、まず腹ごなしから! せっかくなら、ランチはこの自然に育まれた新鮮野菜を堪能しましょう。おすすめは、2020年11月3日にオープンしたばかりの農家レストラン「大和四季旬菜 白雲庵(びゃくうんあん)」です。
高台に建ったレストランは見晴らしもよく、開放感抜群! 早速入ってみましょう。
ランチは、和食、洋食と選べますが、今日は「洋風ランチ」をオーダー。しばらくして、店員さんが運んで来てくれたのは、なんと4種類の茶葉!「食後のお茶をお選びください」って、なんだかワインを選んでいる気分♡ 今回は、はすの葉茶をチョイスしてみました。次に運ばれてきたランチは驚くほどゴージャス!柔らかい鶏肉のクリーム煮に、和風だしで炊いた優しい味の根菜が添えられ、ミモザ風サラダには朝採れの新鮮な水菜やリーフレタス。和の食材をフレンチ風にアレンジされた数々の料理はとってもカラフルで美味!まさに、野菜が主役のランチです。フレンチ出身のシェフ・北田さんは、「御所は葛城山からの山水が豊富で、どんな野菜も実に濃厚で、うまみがギュッと濃縮されています。この野菜のおいしさを生かせるレシピを考案し、食を通じて御所の魅力を発信していきたいです」と話してくれました。ランチやディナーに使われている野菜はすべて、地元の「葛城山麓農園」で育てられたもの。野菜を使ったジェラートも販売しています。今後は葛城古道の癒しスポットになりそうですね。
お腹いっぱいになったら、古道さんぽに戻りましょう。次に目指すのは、「葛城坐一言主神社(かつらぎにいますひとことぬしじんじゃ)」です。
”古道“という呼び名ですが、とても明るく、補正された道なので、驚くほど歩きやすい!
山深い坂道をどんどん下って、大きな鳥居が見えてきたら、「一言主神社」に到着です。一言の願いなら何でも叶えてくれることから、「いちごんさん」と呼ばれ、全国各地にある一言主神の総本社なんですって。
さて、ここで、恋愛成就を願う恋ガールのためのお参り方法をレクチャーしましょう。それは、一言主神社ならではのお参り方法で、神様との会話(お参り)を終えるまでは、朝から誰とも一言も話さない…という「無言参り」。愛しい人のことを思い、心静かにお参りする時間は、まるで心が洗われるよう。きっと、願いが叶いそうな気がしてきます…!
ひとしきり神頼みをした後は、次のLOVEスポットへ向かいましょう。
神社から南へ向かって古道を歩いていると、右手に雄大な葛城山系、左手にのどかな田園風景が広がり、御所の大自然に包まれているかのような気分に! 古くから交通の要衝として栄え、多くの人たちに愛されてきた「葛城古道」。その歴史の深さに思いをはせつつ、さらに南へ進むと、古い民家が軒を連ねる「名柄(ながら)集落」に入ります。その一角に、レトロ&キュートな建物「郵便名柄館 Tegami Café(テガミカフェ)」を発見!ここでちょっと一休みしましょ♡
今から100年以上前に建てられた郵便局舎をリノベーションして、2015年5月にオープンしたこのお店は、カフェと資料館が併設。
かつて、郵便局で使われていた公衆電話や古い切手なども展示され、映画のロケにも使われるほど、レトロ可愛さ満点です♪ 店内の落ち着いた雰囲気も、とってもステキです!
さて、お待ちかねのスイーツタイム♪ 古道歩きで疲れた女子におすすめなのは、葛城一帯を舞台にした恋愛映画ゆかりの「天使のパフェ」。チョコとバニラのアイスの上にちょこんとのった天使の羽がとってもキュート!ビター&スイートなパフェを食べると、恋のキューピッドが味方になってくれるかも♡
若い女性たちにとっての縁結びの道、ノスタルジックな雰囲気が漂う「葛城古道」。「よい人と出会えますように」「あの人との距離が深まりますように」…。そんな淡い恋心を胸に秘め、御所の自然に身を委ね、ゆったりと歩いてみてはいかがでしょうか。
<おすすめコース>
近鉄御所駅
猿目橋バス停 徒歩すぐ
道端に突然現れた大きな石! よく見ると6体のお地蔵さまが彫られています。この巨石は室町時代に土石流でこの場所に流れついたんですって。お花が供えられていて、今も集落の人たちに大切に守られているのが伝わってきます。
葛城山麓に佇む「大和四季旬菜 白雲庵」。テラス席は自由に出入りできるので、自家製ジェラートやコーヒーをテイクアウトして、美しい景観を眺めながら、ゆったり過ごすのもおすすめ♪
→スポットの詳細DATAはコチラ「葛城坐一言主神社」の境内に建つ第21代・雄略天皇の銅像。『日本書紀』などによると、雄略天皇が葛城山で猟をしていたところ、一言主大神とバッタリ出会ったとか。「誰か」と問うと「吾は、悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言離の神、葛城の一言主の大神なり」と答えました。これを拝したのが葛城一言主神社のはじまりと言われています。境内の奥に、弓矢を持つ雄略天皇の姿がかっこいい!
→スポットの詳細DATAはコチラふんわりと甘い香りにひかれ、たどり着いたのは、「梅本とうふ店」です。国産大豆フクユタカを100%使用した、昔ながらの製法にこだわり、濃度の濃い豆乳と、天然にがり100%で仕上げた「金剛とうふ」(もめん)や、なめらかな口溶けが自慢の「葛城とうふ」(きぬ)が有名。地元の方はもちろん、遠方からもたくさんの人がその味を求めて訪れるのだそう。古道さんぽのおやつにしたいのが、「とうふ屋のドーナツ」(1個85円)。外はサクサク、中はしっとりとした食感で、豆腐の優しい甘みが口いっぱいに広がるクセになりそうなおいしさ。甘いかおりはドーナツだったんですね。シンプルだけど、何度も食べたくなるお味です。
お取り置きもしてもらえるので、午前中に予約を入れておくと安心!
次は、町家風の建物が立ち並ぶ「名柄集落」へ。古くは”西の山辺の道”とも呼ばれ、葛城山と金剛山へ登る修験者の宿場町として栄えました。最も古い建物である「中村家住宅」は江戸前期の慶長年間(1596~1615)に建てられた、国の重要文化財。名柄地区を代表する建築物でもあるんですって♪
北へしばらく歩くと、「郵便名柄館 Tegami Café」に到着。テガミコーヒー(600円税込)をオーダーするとオリジナル切手がついてきます。木のテーブルの引き出しの中には、便箋、鉛筆、マスキングテープ、シールなどが…。園庭を眺めながら、憧れのあの人を思う時間。なんだかペンを走らせたくなりますよ。書き終えたら、切手を貼って、お店の前の赤いポストに投函しましょ♪
→スポットの詳細DATAはコチラ名柄地区を歩いていると、どこからか香ばしい大豆の香りがふんわり。匂いにひかれ、たどり着いたのは、町家の風情が色濃く残る醤油蔵。昭和6年に創業以来、長きにわたり醤油の製造・販売を行ってきた「片上醤油」です。貴重な奈良県産大豆を使い、杉の大桶の中で、じっくりゆっくりと寝かせる、「天然醸造」にこだわった醤油は、とろりと甘く、どんな料理にも合う逸品。旅の思い出に、濃口醤油、淡口醤油、たまり醤油の3本セット1,500円(税込)買って帰りましょう。
宮戸橋バス停
奈良交通バス(53系統) 約6分
<大和四季旬菜 白雲庵 DATA>
TEL | 050-5489-1841 |
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住所 | 御所市櫛羅2440-7 |
アクセス | 近鉄御所駅から奈良交通バス(80系統)で「猿目橋」下車、徒歩約10分 |
営業時間 | ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー 18:00~21:00(L.O.20:30) ※要予約 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 約10台(無料) |
<葛城坐一言主神社DATA>
TEL | 0745-66-0178 |
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住所 | 御所市大字森脇432 |
アクセス | 近鉄御所駅から奈良交通バス(53系統)で「宮戸橋」下車、徒歩約26分 |
駐車場 | 約10台(無料) |
<梅本とうふ店DATA>
TEL | 0745-66-0007 |
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住所 | 御所市名柄53-3 |
アクセス | 近鉄御所駅から奈良交通バス(53系統)で「寺田橋」下車、徒歩約20分 |
営業時間 | 10:00~ 売り切れ次第閉店 |
定休日 | 日曜・月曜 |
駐車場 | 約20台(無料) |
<郵便名柄館 Tegami Café DATA>
TEL | 0745-60-8386 |
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住所 | 御所市名柄326-1 |
アクセス | 近鉄御所駅から奈良交通バス(53系統)「寺田橋」下車、徒歩約16分 |
営業時間 | 11:00~16:00 |
定休日 | 火曜・水曜 |
駐車場 | 11台(無料) |
<片上醤油 DATA>
TEL | 0745-66-0033 |
---|---|
住所 | 御所市森脇329 |
アクセス | 近鉄御所駅から奈良交通バス(53系統)で「宮戸橋」下車、徒歩約19分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 日曜、祝日 |