三輪そうめんの黄金あん
掲載日:2015年12月14日
料理創作・監修/白水智子
ほっこり温まるお料理です。葛粉でそうめんにしっかり出汁がからみ、コクのある一品です。これからの季節に是非お試しください。
2人分(1人分307.8Kcal)
三輪そうめん | 2束 |
---|---|
長芋 | 40g |
葛粉 | 10g~15g |
土生姜 | 20g |
鰹出汁 | 500cc |
酒 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ1.5 |
薄口醤油 | 大さじ1 |
濃口醤油 | 小さじ1 |
(1) 鰹出汁をとる。
(2) 鍋に鰹出汁、分量の酒、みりん、薄口醤油、濃口醤油を入れ火にかけ、沸騰させる。
(3) 味をみて、醤油で味を調える。葛粉を同量の水で溶き、とろみをつける。
(4) 生姜は皮をむき、おろしておく。
(5) 長芋は皮をむき、酢水につけ、千切りにする。
(6) 鍋に湯をわかし、そうめんを入れ、茹でて、ざるに取り、しっかり水で洗う。熱湯をかけ、温めておく。
(7) 器に(6)のそうめんの4分の1を入れ、上に長芋の千切りをのせ、さらにそうめんを盛る。
(8) 最後にたっぷりの黄金あんをかけ、おろししょうがをあしらう。
※黄金あんはしっかりと火を通し、硬めに仕上げましょう。
三輪そうめん
特徴 | 奈良時代、三輪の大神神社の神主が村人に製法を教えたとも、中国の唐菓子の一種が変化したとも伝わる三輪素麺は、奈良の特産品の代表格。極寒の冬に手延べで作られる素麺は、職人の経験と技とが光る、舌触り、歯ごたえすべて最高級の製品です。 |
---|---|
旬 | |
料理法 | 冷やし素麺、にゅうめんなど |
生産地 | 桜井市三輪 |
販売場所 | 桜井市三輪周辺 |
参照 | 奈良県三輪素麺工業協同組合 |
吉野葛
特徴 | 秋の七草の1つ、葛(くず)の根から、極寒の季節、「吉野晒(よしのざらし)」と呼ばれる製法で作られる葛粉。とくに吉野葛は粒子が細かく吸収のよい健康食品として知られます。漢方薬「葛根湯」のほか、和菓子や日本料理の素材として用いられます。 |
---|---|
旬 | |
料理法 | 葛菓子、葛きり、料理のとろみづけ |
生産地 | 吉野地方 |
販売場所 | 吉野地方、スーパーなど |
参照 | 宇陀市観光協会情報サイト |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006