煎り黒豆ごはん ほうじ茶風味
掲載日:2015年1月14日
料理創作・監修/白水智子
芳ばしい煎り黒豆とほうじ茶の香りが黒豆の甘味を引き立たせます。もっちりと炊き上げたごはんとの相性は抜群です。
4人分(1人分276.3Kcal)
米 | 2合 |
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もち米 | 1合 |
煎り黒豆 | 50g |
出し昆布 | 5cm×10cm |
水 | 640cc |
酒 | 30cc |
塩 | 小さじ1 |
薄口醤油 | 小さじ1 |
ほうじ茶 | 5~10g |
(1) 米ともち米はといで、ざるに上げておく。
(2) 出し昆布は1cm角程度に切っておく。
(3) 鍋に(1)の米、(2)の出し昆布、煎り黒豆を入れ、分量の水に漬けておく(約1時間半)。
(4) (3)の鍋に、煎り黒豆、切った出汁昆布、お茶パックに入れたほうじ茶、分量の酒、塩、薄口醤油を入れ、混ぜ合わせ、火にかけ、炊く。
(5) 炊き上がったら、お茶パックを取り出し、さっくりと混ぜ合わせて、暫く蒸らす。
※黒豆が吸水するので、水の分量に気をつけてください。
※もち米が入ってるので、長めに吸水時間を取りましょう。
※ほうじ茶は作り手によって風味が違うので、加減してください。
大和茶
特徴 | 大和茶は、大同元年(806)に弘法大師が唐から茶の種を持ち帰り、宇陀地方に植栽したのが始まりといわれています。現在奈良県は全国第6位の茶葉生産を誇っています。煎茶・番茶・玉露・ほうじ茶・玄米茶・かぶせ茶など、さまざまな種類のお茶が生産され、健康飲料としても注目を集めています。今回使用したほうじ茶は、緑茶を赤茶色に焙(ほう)じた香ばしいお茶で、どんな食事にもよく合います。 |
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旬 | 新茶5月 |
料理法 | 飲料、天ぷら、和え物など |
生産地 | 奈良市東部地域(田原・柳生・大柳生・月ヶ瀬・都祁)、山添村、宇陀市 |
販売場所 | 県内各地 |
参照 |
黒豆(黒大豆)
特徴 | 宇陀市は昼夜の寒暖差が大きく朝霧の発生しやすい地域で、高品質の黒豆(黒大豆)の栽培が盛んです。宇陀の黒大豆は最も晩生の品種で、未成熟な豆をいただく枝豆としての収穫期は10月前半、黒く色づき成熟した豆は11月中旬から12月上旬に収穫されます。黒豆には血液をきれいにし、コレステロールを下げ、便秘改善や精神の安定、視力の回復など多様な効果があり、健康によい食品として知られています。 |
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旬 | 秋~冬 |
料理法 | 煎り豆、豆ごはん、パン、煮しめ、豆餅、ココア、きな粉など |
生産地 | 宇陀市ほか |
販売場所 | 県内各地 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006