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ふるさとの味

大和根菜カレー

掲載日:2013年12月13日
料理創作・監修/白水智子

滋味溢れる、大和の根菜をたっぷり煮込みました。ほっこりと温まるカレーを楽しんでください。

大和根菜カレー

材料(4人分) 1人分151.5Kcal

出汁(鰹昆布)800cc
味間芋(里芋)250g(中5個程度)
筒井れんこん150g(1/2節程度)
ごぼう150g(1/2本程度)
金時人参100g(1/2本程度)
150g(中1個程度)
薄揚げ25g(1枚)
薄口醤油大さじ2
みりん大さじ2
カレー粉小さじ1と1/2
片栗粉大さじ1
粉山椒適量

作り方

(1) 昆布と鰹節で分量の出汁を取る。
(2) 味間芋はさっと茹で、冷水に取り、皮を剥く。半分に切っておく。
(3) れんこんは皮を剥き縦半分に切り、半月に切る。
(4) ごぼうは皮をこそぎ、2~3mm程度の厚さに斜め切りし、さっと水でさらす。
(5) 人参は皮を剥き、回し切りにする。
(6) 蕪は皮をむき、縦半分に切り、6等分に切る。
(7) 薄揚げに熱湯をかけ、横半分に切り、1cm幅程度の短冊に切る。
(8) 鍋に分量の出汁と蕪以外の野菜類と薄口醤油、みりんを入れ軟らかくなるまで煮る。
(9) 野菜類が軟らかくなったら、蕪、薄揚げ、カレー粉を入れ、味をみる。薄口醤油で加減する。
(10) 蕪に八分通り火が入ったら、同量の水で溶いた、水溶き片栗粉でとろみをつける。
(11) 器によそい、好みで粉山椒をふる。

ポイント

※緑米ごはんや黒米ごはん、雑穀ご飯によく合います。
※根菜を小さめに切って作ると、にゅうめんにも美味しいです。
※冬の根菜類をたくさん使って楽しんでください。入手可能なら、太くて実がホクホクしている「宇陀金ごぼう」を使うとより美味しいです。

味間芋(あじまいも)

特徴

秋から冬にかけて旬を迎える「味間いも」は、戦前から田原本町味間地区で作られてきた里芋の一種です。県内で何品種も栽培されている里芋のなかでも、とくに丸い品種の芋で、親芋、小芋とも食用になります。とろりと口のなかに溶けていくような味わいが人気です。

9月~12月
料理法 煮物、焼き物、グラタンなど
生産地 田原本町、奈良市、天理市ほか
販売場所

■JAならけん味間にこにこ農産物直売所(磯城郡田原本町味間161-2、9時~17時、火曜定休、年始休、TEL 0744-49-6633)
■田原本町内のスーパーなど

参照

「地の味土の香HP」
http://www3.pref.nara.jp/chinoaji/1004.htm#shop_chu_14

味間芋(あじまいも)

筒井れんこん

特徴

筒井順慶ゆかりの筒井城で知られる大和郡山市筒井町。その堀跡や一帯は土質が柔らかく、地下水が豊富な湿地帯が広がっていたため、戦前かられんこん栽培が盛んでした。筒井れんこんの特徴は節が長いこと。適度な甘みとシャリシャリした歯ごたえが人気の、さっぱりといただけるれんこんです。

9月~4月
料理法煮物、てんぷら、酢の物など
生産地大和郡山市筒井町
販売場所

■JA筒井出張所水曜市(大和郡山市筒井町121-1、7時30分~売り切れまで、水曜のみ開催)

参照

奈良県「大和野菜公式ホームページ」
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=28688

筒井れんこん

古代米(緑米)

特徴

古代米は、赤米、黒米、緑米の3種類がよく知られます。大陸から縄文時代に伝わった米といわれ、炊いたときの鮮やかな色や、豊富な栄養素を含むなどの特徴があります。なかでも緑米はぷちぷちとした食感が楽しく、黒米や赤米と比べて癖もありません。生産量が少なく幻の米ともいわれますが、亜鉛やマグネシウムなどを豊富に含み栄養価が高いことでも知られます。

秋(新米)
料理法ご飯、和菓子など
生産地明日香村など
販売場所

■あすか夢販売所(市郡明日香村御園2-1近鉄飛鳥駅前)、9時~17時、年末年始、TEL 0744-54-5670)
■ほか県内各地の道の駅など

古代米(緑米)

大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。

プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006

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