味間芋と奈良漬のクリスマスミニコロッケ
掲載日:2012年12月11日
料理創作・監修/白水智子
味間芋の香りと食感が活きているコロッケです。奈良漬の食感、味、香りがスパイスともよく合い、楽しいミニコロッケ。年末年始に是非!
(4人分) 1人分313Kcal
味間芋 | 500g |
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生ハム | 20g |
塩 | 1つまみ |
奈良漬(うり) | 20g |
シナモン、クローブ、ペッパー | 少々 |
小麦粉、パン粉 | 適量 |
全卵 | 1/2個分 |
揚げ油 |
(1) 味間芋はよく洗い、鍋に入れ、かぶる程度の水で8分どおり軟らかくなるまでゆでる。
(2) 小芋の皮を剥き、耐熱容器に入れ、レンジで加熱して軟らかくし、マッシャーでつぶす。
(3) 生ハムは、フライパンでカリカリになるまで炒め、粗微塵に切り、(2)に入れる。奈良漬も粗微塵に切り、(2)に入れる。
(4) よく混ぜ合わせ、塩で調味する。シナモン、クローブ、ブラックペッパーを好みの量加え、よく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
(5) 冷えたら、2~3cm程度の球状に丸める。
(6) 小麦粉、卵液、パン粉の順でつける。
(7) 中温で揚げる。
(8) お皿に盛り付、ピック等あれば刺す。
※味間芋の食感が楽しめるコロッケです。硬い場合は牛乳で調節してください。
※奈良漬は細かくしすぎないよう、注意してください。
※スパイス類は好みで分量を調節してください。
味間芋(あじまいも)
特徴 | 秋から冬にかけて旬を迎える「味間いも」は、戦前から田原本町味間地区で作られてきた里芋の一種です。県内で何品種も栽培されている里芋のなかでも、とくに丸い品種の芋で、親芋、小芋とも食用になります。とろりと口のなかに溶けていくような味わいが人気です。 |
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旬 | 9月~12月 |
料理法 | 煮物、焼き物、グラタンなど |
生産地 | 田原本町、奈良市、天理市ほか |
販売場所 | ■JAならけん味間にこにこ農産物直売所 (磯城郡田原本町味間161-2、9時~17時、火曜定休、年始休、TEL 0744-49-6633) |
参照 | 「地の味土の香HP」 |
奈良漬
特徴 | 白瓜やきゅうり、すいかなど塩漬けにした野菜や果物を、酒粕を替えながら漬ける乳酸菌豊富な漬物。奈良時代にはすでに食されており、平城京出土の木簡にも「加須津毛」(かすづけ)の名前が記されています。浅漬けや古漬け、また刻んだものなど、素材はもちろん漬け方や食べ方もバラエティー豊かな奈良の名物。同様の製法は全国に広がり、「奈良漬」の名前で親しまれています。 |
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旬 | 通年 |
料理法 | 生食、お茶漬けなど |
生産地 | 奈良県内 |
販売場所 | 奈良県内土産物店、スーパーなど |
参照 | 「奈良県公式HP」 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006