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ふるさとの味

大和茶の和紅茶香る、イチジクジャム

掲載日:2012年9月11日
料理創作・監修/白水智子

大和茶の和紅茶はやさしい香リ。イチジクの香りにはピッタりです。しっかり煮出しても渋くならないのがうれしいです。いつものイチジクジャムも素敵に。

大和茶の和紅茶香る、イチジクジャム

材料総カロリー1776Kcal

イチジク800g
砂糖350g
和紅茶6g
レモン汁1/2個分(大さじ1~2)

作り方

(1) 和紅茶はお茶のパックに入れておく。
(2) イチジクはさっと洗い、皮を剥き1/8程度に切っておく。
(3) 鍋に(1)のイチジクを入れ、分量の砂糖を入れ、しばらく置く。
(4) 水分が少し出てきたら、中火にかけ、ヘラでくずしながら炊く。
(5) 沸騰するとアクが出てくるので、丁寧に取り除く。
(6) アクを取ったら弱火でじっくり煮る。途中、焦げ付かないよう混ぜる。
(7) 水分が少なくなってきたら、レモン汁を入れ、和紅茶パックを入れ、煮出す。
(8) 全体にとろみがつき、照りが出てきたら火を止める。熱いうちに保存瓶等に入れる。

ポイント

※和紅茶は色がよく出ても渋みが少ないので、安心して使えます。
※イチジクジャムはクリームチーズ、カマンベール、ハード系チーズ等お好みのチーズに合わせていただいても美味しいです。
※紅茶にお砂糖代わりにもよく合います。

イチジク

特徴

奈良県は無花果栽培の盛んな地で、とくに大和郡山市を中心とする北部地域は関西有数の産地です。栽培の歴史は紀元前3000年のシュメール王朝といわれ、古代エジプト、アッシリアでも行われました。日本へは17世紀にポルトガルから伝来しています。カルシウムやカリウムを多く含み、とくにカリウムは血圧を下げる効果があるといわれています。

7月~10月
料理法 生食、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツなど
生産地 大和郡山市周辺など
販売場所

奈良県内の道の駅、JAなどの朝市、スーパーなど

参照

近畿農政局「いちじく」
http://www.maff.go.jp/kinki/seisan/engeitokusan/engesanti/n06.html

イチジク

和紅茶

特徴

日本でも明治初期から生産されていた国産紅茶。奈良県では現在の山添村に広大な紅茶園が営まれ、昭和33年の全世界紅茶品評会(ロンドン)では、最優秀賞を獲得しています。戦後はほとんど生産されなくなりましたが、渋みのない穏やかな味、上品なやさしい香りが「和紅茶」として近年ひそかなブームを呼んでいます。

料理法 飲用、ジャム、お菓子など
生産地 奈良市月ヶ瀬、都祁高原など
販売場所

奈良県内の道の駅、JAなどの朝市など

参照

奈良県HP
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-10660.htm

和紅茶

大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。

プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006

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