筒井れんこん・宇陀金ごぼう・味間芋のチーズ焼き 酒粕風味
掲載日:2012年2月14日
料理創作・監修/白水智子
(4人分) 1人分140.8Kcal
筒井れんこん | 150g |
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宇陀金ごぼう | 120g |
味間芋(里芋) | 200g |
塩 | 小さじ0.5 |
白味噌 | 大さじ2 |
酒粕 | 20g |
野菜の茹で汁 | 80cc |
ピザ用チーズ | 30g~40g |
三つ葉 | 適量 |
(1) 里芋は軽く茹で、冷水に取り、皮を剥き1.5cm程度の厚さの輪切りにする。
(2) ごぼうは皮をこそげ、5mm程度の厚さの斜め輪切りにし、さっと水にさらす。
(3) れんこんは皮を剥き、1cm程度の厚さの輪切りにし、酢水にさらす。
(4) (1)~(3)を鍋に入れ、ひたひたの水と塩を入れ、里芋とごぼうが柔らかくなるまで茹でる。
(5) ボウルに酒粕を入れ、(4)の茹で汁を分量だけ入れ酒粕を溶かす。白味噌も加え、よく混ぜ合わせておく。
(6) 茹で上がった野菜類はザルに上げ、耐熱皿に盛り付け、(5)のソースを回しかけ、ピザ用チーズを全体にのせる。
(7) 200度のオーブンで10分程度焼く。
(8) 仕上げに、三つ葉をあしらう。
※根菜がたっぷりいただけるメニューです。金時人参を加えると彩りも良くなります。
※お肉、お魚料理の付けあわせにもぴったりです。
※お好みで、ベーコン等を加えてもよいです。
※奈良は酒蔵も多く、色々な酒粕が楽しめます。お好みの酒粕を使ってください。
筒井れんこん
特徴 | 筒井順慶ゆかりの筒井城で知られる大和郡山市筒井町。その堀跡や一帯は土質が柔らかく、地下水が豊富な湿地帯が広がっていたため、戦前からレンコン栽培が盛んでした。筒井れんこんの特徴は節が長いこと。適度な甘みとシャリシャリした歯ごたえが人気の、さっぱりといただけるれんこんです。 |
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旬 | 9月~4月 |
料理法 | 煮物、てんぷら、酢の物など |
生産地 | 大和郡山市筒井町 |
販売場所 | JA筒井出張所水曜市 |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
宇陀金ごぼう(うだきんごぼう)
特徴 | 雲母(キララ)を多く含んだ粘土質の土壌で栽培されるため、皮に付着した雲母が光るのが特徴です。「金ごぼう」の名前もここに由来し、正月の縁起物でもあります。もともと明治の初めころから「大和」「宇陀」の名前で京阪神に知られていた「宇陀牛蒡」。宇陀の昼夜の寒暖差が育てた柔らかく香り高い肉質がたいへん美味です。 |
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旬 | 12月~3月 |
料理法 | たたきごぼう、煮しめ、きんぴらなど |
生産地 | 宇陀市など |
販売場所 | ・阿騎野新鮮野菜直売所(道の駅「宇陀路大宇陀」内) |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
味間芋(あじまいも)
特徴 | 秋から冬にかけて旬を迎える「味間いも」は、戦前から田原本町味間地区で作られてきた里芋の一種です。県内で何品種も栽培されている里芋のなかでも、とくに丸い品種の芋で、親芋、小芋とも食用になります。とろりと口のなかに溶けていくような味わいが人気です。 |
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旬 | 9月~12月 |
料理法 | 煮物、焼き物、グラタンなど |
生産地 | 田原本町、奈良市、天理市ほか |
販売場所 | ・JAならけん味間にこにこ農産物直売所 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006