大和牛のローストビーフと結崎ネブカのサンド、わさびの風味
掲載日:2012年1月12日
料理創作・監修/白水智子
(4人分) 1人分413.5Kcal
大和牛 もも | 400g |
---|---|
結崎ネブカ | 3本(約60g) |
大根 | 70g |
パン | 240g |
塩、胡椒 | 適量 |
マヨネーズ | 大さじ4 |
おろし山葵 | 小さじ2.5 |
(1) 牛肉は室温に戻しておき、塩、胡椒をしっかりすりこむ。
(2) 結崎ネブカは斜めに薄く切る。大根は大きさにもよるが、2mm程度の半月またはいちょう切りにしておく。
(3) 蓋付のフライパン、または鍋をしっかり温め、牛肉を焼く。全面に焼き色をつけたら、蓋をして8分、返して8分焼く。焼けたらホイルに包み、粗熱が取れるまで休ませる。
(4) おろした山葵(わさび)とマヨネーズを混ぜ合わせておく。
(5) パンは8mm程度の厚さに切り、さっと焼く。
(6) ローストビーフは粗熱がとれ、少し冷めたら、5mm程度の厚さに切る。
(7) 焼いたパンに(4)のマヨネーズを塗り、ローストビーフ、大根を重ねて置く。その上にたっぷりの結崎ネブカをのせ、もう1枚のパンで挟む。
※ローストビーフはオーブン、フライパン等、好みの器具で焼いてください。
※大根の代わりに蕪(かぶ)でも美味しいです。
※山葵はあれば生の方がより香りよく美味しいです。十津川村、野迫川村周辺で、栽培されています。
※結崎ネブカが手に入らない場合は九条ネギで代用してください。普通の青ネギを使うときは量を減らしてください。
※パンは好みのパンを用意してください。
大和牛
特徴 | 鎌倉末期、国内の良牛ばかりをまとめた『国牛十図』にも掲載された奈良の黒毛和牛。みつえ高原牧場(宇陀郡御杖村)などで丹精込めて育成され、生後30ヶ月以上であること、14ヶ月以上県内で育てられたこと、出産前の雌であることが条件です。他の高級牛に比べて価格は手ごろで、赤みが強く、濃いのにあっさりした味わいが特長です。 |
---|---|
旬 | |
料理法 | 焼き物、煮物、すき焼きなど |
生産地 | 奈良県中南部 |
販売場所 | 県内各地の指定販売店で販売(大和牛の「楯」と「シール」が目印) |
参照 | 奈良県大和牛流通推進協議会ホームページ「大和牛」 |
結崎ネブカ
特徴 | 江戸時代からネギの産地として知られた川西町結崎。結崎ネブカは葉が柔らかいために折れやすく一時は市場から姿を消しましたが、農家が自家栽培していた品種をもとに復活させました。甘みが強く煮炊きものに適しています。 |
---|---|
旬 | 10月~2月 |
料理法 | 煮炊き、焼きものなど |
生産地 | 川西町 |
販売場所 | ・JAならけん にこにこ農産物直売所 |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
山葵(わさび)
特徴 | 吉野、宇陀地方は近畿地方でも数少ないわさびの生産地。生食用に多く用いられる沢わさびは、特に十津川村や野迫川村で生産が盛んです。紀伊半島の豊かな自然から流れ出る清流に育つ奈良のわさびは、たいへん香り高く高品質です。 |
---|---|
旬 | 通年(辛味が増すのは秋~冬) |
料理法 | 薬味、漬物など |
生産地 | 十津川村、野迫川村ほか |
販売場所 | ・道の駅 十津川郷 |
参照 | 野迫川村役場「野迫川村達人衆のこだわり市場」 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006