大和まなと柿の炒め物
掲載日:2018年11月12日
料理創作・監修/白水智子
季節の柿と伝統野菜の大和まなを合わせて炒めました。緑と柿色、見た目も美しく、秋を満喫できます。
2人分(1人分130.5Kcal)
大和まな | 150g |
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柿 | 1個(約200g) |
ごま油 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1/4 |
ブラックペッパー | 適量 |
(1)大和まなは洗い、3㎝程度の長さのざく切りにする。
(2)柿は皮を剥き、7㎜角程度の棒状に切る。
(3)フライパンを温め、ごま油を馴染ませ、大和まなの茎を入れ、炒める。
(4)茎の色が鮮やかになったら、葉と柿を入れ、分量の塩も入れ炒める。葉がしんなりして、柿の表面が艶やかになったら、火を止めお皿によそう。
(5)お皿に盛りつけてから、ブラックペッパーを好みの量挽く。
大和まな
特徴 | 日本でもっとも古い野菜の1つ。『古事記』にも「菘(すずな)」と記され、中国からもたらされたツケナ(漬け菜)に由来する。その後、全国に広まり、各地で特有の品種が作られていった。「大和まな」もその1種で、もともとの原種に近いといわれている。濃い緑の葉には大根の葉に似た切れ込みがあり、厚めだが柔らかく甘みも多い。ベビーリーフは生食でもおいしい。 |
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旬 | 11月~2月 |
料理法 | 煮物、漬物、おひたし、酢の物、サラダなど |
生産地 | 奈良市、大和郡山市、大和高田市、宇陀市など |
販売場所 | 奈良県内の道の駅、JAなどの朝市、スーパーなど |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
柿
特徴 | 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。正岡子規の句にも詠まれたように、奈良といえば柿。全国第2位の生産量を誇る奈良の特産品で、7月から出回るハウス柿をはじめ、「刀根早生(とねわせ)」「平核無(ひらたねなし)」「富有(ふゆ)」と、旬を迎える秋から翌1月まで全国に出荷されます。ビタミンC、ポリフェノール、食物繊維をたっぷりと含む美容と健康によい食品です。 |
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旬 | 10月下旬~12月上旬 |
料理法 | 生食、干し柿、デザートなど |
生産地 | 五條市、下市町、御所市、天理市など |
販売場所 | 奈良県内の直売所、スーパーなど |
参照 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006