イチジクの赤だし
掲載日:2018年9月19日
料理創作・監修/白水智子
イチジク(無花果)を赤だしと合わせました。季節のみょうがの香りと食感がアクセントになっています。温かくても、冷たくても楽しめる一品です。
2人分(1人分52.3Kcal)
鰹出汁 | 300㏄ |
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赤味噌 | 大さじ1.5 |
濃口醤油 | 小さじ1/2 |
無花果 | 1個 |
花みょうが | 1個 |
バジル(好みで) |
(1)鰹出汁を取る。分量の赤味噌、濃口醤油で味を調える。
(2)イチジクは皮を剥き縦半分に切る。
(3)みょうがは斜め薄切りで水にさらす。
(4)お椀にイチジクを置き、(1)の汁をはり、みょうがをあしらう。好みでバジルを添える。
※イチジクは火を通さず、お椀に入れます。
※赤だしは温かくても、冷めてもどちらでも、好みに合わせてください。
※バジルはお好みであしらってください。
※赤味噌はメーカーにより塩分が違うので、加減して味を調整してください。
イチジク
特徴 | 奈良県はイチジク栽培の盛んな地で、とくに大和郡山市を中心とする北部地域は関西有数の産地です。栽培の歴史は紀元前3000年のシュメール王朝といわれ、古代エジプト、アッシリアでも行われました。日本へは17世紀にポルトガルから伝来しています。カルシウムやカリウムを多く含み、とくにカリウムは血圧を下げる効果があるといわれています。 |
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旬 | 7月~10月 |
料理法 | 生食、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツなど |
生産地 | 大和郡山市周辺など |
販売場所 | 奈良県内の道の駅、JAなどの朝市、スーパーなど |
参照 | 近畿農政局「いちじく」 |
花みょうが
特徴 | 花みょうがの名前は、中心部に開花前のつぼみ(花穂)があることからついたもの。大ぶりでつやつやとした光沢があり、透明感のあるピンク色が清涼感を感じさせてくれます。調理しても崩れにくく漬物に適し、また香り豊かで薬味としてもよく用いられます。シャキシャキとした食感で、血行・発汗促進、精神安定などに効果があります。 |
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旬 | 7月~9月中旬 |
料理法 | 薬味、漬物など |
生産地 | 五條市、吉野郡ほか |
販売場所 | 県内大手スーパー、道の駅ほか |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006