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ならの注目の人

竹アーティスト 三橋 玄さん

巨大造形アート

三橋玄さんは、竹を使った新たなジャンル、『巨大造形アート』の第一人者。
奈良を拠点に全国で活躍されており、竹の持つ神秘的な力で人々を自然との調和と共生の世界へ導いてくれます。

三橋氏

<プロフィール>
1972年、東京生まれ。
大学卒業後、中国新疆、チベット、ネパール、インド、タイ、ヨーロッパ、北米と世界中の旅を経て、作家活動に入る。
2005年から竹を使った巨大造形を制作。全国各地の屋内外イベントや店舗、公共空間での造形を手掛けながら、地域の歴史・風土をアートや芸能と結び付けた新しい地域おこしの活動を展開中。

 <これまでの代表的な作品>
「飛龍」大阪南港ATC
「四神」平城宮跡(世界遺産)
「揚羽蝶」姫路城(国宝、世界遺産)
「如意」京都 醍醐寺(世界遺産)
「眼」万博記念公園

<Webページ>
http://www.bambookingdom.net

取組内容

人と自然との調和と共生

三橋氏

体で感じられるような巨大な作品。細く割った竹を、空中に張ったワイヤーと組み合わせ、空間に繊細な形を描いています。

テーマは「いのちのかたち」。三橋さんは作品に「空を流れる雲を眺めながら『あ、○○だ』と空想した子どもの時のように、観る人が自由に「何か」を見てほしい」との思いを込めて、角度によって見た目を変化させ、人も自然も生きているうちは動き、一つにとどまらないことを訴えています。彼の作品は観る人の想像力に補われて完成します。

竹の國 町屋

竹の國

竹の國

三橋さんが代表を務める団体「竹の國」は美しい竹林を作り、竹の多様な利用を研究することを目的に活動しています。

その「竹の國」が、2016年桜井市内の町家を改修して、「竹の國 町屋」をオープンさせました。

内装に竹が使用されており、とても落ち着く空間に生まれ変わりました。地域交流の拠点となり、竹製品の工房や教室として利用されています。

茶室にて

茶室にて

三橋さんの挑戦は止まりません。「竹の國」において竹とお茶との深い繋がりに気付いたことから、昨年からお茶も始められました。最近では大和郡山の老舗の和菓子店「菊屋」さんの茶室で「水の循環」をテーマにした竹アートの展示と、竹の茶道具を制作し、展示販売されました。三橋さんのお点前で銘菓をいだだく、素敵なおもてなしをされていました。

茶室と竹アート。伝統を重んじながらも格式に囚われず、いろんな方とのご縁で活躍の場はどんどんと広がっています。

2017年4月7日から9日まで橿原神宮で開催される神武祭にも出展されます

神武祭

2017年春の神武祭に竹アート「金鵄」を奉納。天から舞い降りて金色の輝きを放ち、神武天皇を勝利に導いたというトビ。橿原神宮外拝殿前に展示。夜間はライトアップもあります。

(神武祭ホームページ)
http://www.kashihara-kanko.or.jp/jinmusai/

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