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ならの注目の人

橿原市今井町を全国へ向けて発信!若林稔さん

若林氏

着物のよく似合う若林稔さん。
「今井町の活性化は住民の力で」をモットーに各種イベントを積極的に主催することで中世の町・今井町のPRに努め、町内報「いまいは今」を毎月発刊するなど、長年にわたり地域発展に貢献されています。

〈プロフィール〉
昭和15年 橿原市今井町で生まれる

昭和34年 近畿日本鉄道㈱入社
駅員、車掌、運転士を経て本社勤務
昭和53年 秘書広報部で16年間、社史・社内誌の編集を担当
退職後は、地元・今井町の様々な地域活動に携わり、独創的な発想と行動力で地域を盛り上げ、地域住民の支持を得ながら今
井町を全国に発信されている。
平成29年 「第2回Nara観光コンシェルジュアワード」優秀賞を受賞された。
(主な役職)
○今井町町並み保存会会長
○全国町並み保存連盟監事
○地域づくり支援機構・地域プランナー・コーディネーター
○日本書芸院二科審査員、読売書法会友 他

取組内容

地域活動

今井町平成6年からお茶の発祥地が奈良県であると提唱し、今井出身の大茶人・今井宗久を町おこしの軸として、「今井町並み散歩」イベントを発案・実施、毎年4万人以上の観光客を集めるなど春のイベントとして定着させており、最近は当行行員も若林さんの呼びかけで多数参加して、盛り上げに一役買っています。また、平成19年からは、地域の夏の風物詩に育てあげられた「今井灯火会」も主催されるなど、地域の住民が楽しめるイベントに仕上げてこられました。

子供たちとの関わり

今井町

今井町

地元の今井小学校6年生を対象に、重要伝統的建造物群保存地区の先進地である今井町への理解を深めるための授業を受け持ち、今井町保存の大切さや重要文化財民家での竈体験学習を通して、地域の伝承に尽力されると同時に教科書にも採択されるなど県下の児童教育にも寄与されています。
また、山添村「めえめえ牧場」の羊をJR線路(堤防のり面)の草刈りに活用した「除草プロジェクト」を考案、その効果は全国に広まり、各地で子供たちにも大好評です。
その他、特技のスキーを活かしてボーイスカウトのスキー指導もされ、子供たちに慕われながら今井町大好きの子供たち育成に尽くされています。

学生との交流

 今井町平成14年から地域づくりの勉強の場として、自宅に大学生や留学生を多数受け入れ、今井町を舞台に実践指導を行っておられます。平成26年からは、奈良県立医科大学と共同で、癒しの町・今井町、医学と共存できる今井町を推進する傍ら、地元の順明寺で「着物でジャズ」イベントを主催するなど、若者も集う町づくりにも着手されています。また、平成27年からは帝塚山大学で地域づくり・町づくりの講義を持つなど、今井町を中心テーマにして、次代を担う若者への教育にも熱心に取り組んでおられます。

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