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金魚が泳ぐ城下町「大和郡山市」で、涼を求めて一夏の思い出づくり

掲載日:2024年8月15日

日本有数の金魚の産地として知られる大和郡山市。今年は、同市に金魚が伝来して300年の年です。今回は、歴史情緒あふれる郡山城跡と城下町エリアを散策。昔ながらの町並みを歩き、金魚を訪ねる地元旅に出発です。

① 城下町を一望! 歴史ロマン薫る「郡山城跡」

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② お城の中で歴史情緒を体感! 見晴らし抜群の
テラスを満喫「番屋カフェ」

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③ 金魚を囲んで生まれる交流! お土産&金魚すくい道場「おみやげ処 こちくや」

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④ うっとり&かわいい金魚スイーツを堪能
「きんぎょcafé〜柳楽屋・ひだまり」

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① 城下町を一望! 歴史ロマン薫る「郡山城跡」

2026年の大河ドラマで、豊臣秀吉の弟、豊臣秀長が主人公として取り上げられることとなり、今注目を集めている郡山城。天正8年(1580)、筒井順慶(つついじゅんけい)により築城が開始。秀長が入城したのは、その5年後の天正13年(1585)でした。関ヶ原の戦い後、郡山城は徳川方へ明け渡され、城番管理となります。大坂の陣後、徳川家譜代大名の水野勝成による復興整備がなされ、松平忠明の頃には近世の郡山城の威容が整います。時が経ち、享保9年(1724)柳澤吉里(やなぎさわよしさと)が入城して以降は、明治維新まで柳澤家が藩主として郡山の地を治めました。

最初に向かうのは、現在、本丸跡にある「柳澤神社」です。柳澤吉里の父であり、5代将軍・徳川綱吉に重宝された側用人の柳澤吉保を祀る神社で、明治13年(1880)に創建。当初は二の丸跡に社殿が建てられましたが、明治15年(1882)に現在の場所に移されました。

さらに城内を奥に進むと、天守台が見えてきました。4年間の修復と整備の末、平成29年(2017)に完成したこちらの天守台展望施設からは大和郡山市の町並みとともに、平城宮跡第一次大極殿・薬師寺・若草山まで望むことができます。

見晴らしが最高〜! 実際に登って景色を見てみると、清々しい気持ちになると共に、緑に囲まれたお城の壮大さを感じます。広大な城内を散策し、お腹も減ってきたところ。次は、赤い欄干が緑に映える極楽橋を渡って、次の目的地へ向かいましょう。

<郡山城跡 DATA>

TEL 0743-52-2010(大和郡山市観光協会)
住所 大和郡山市城内町
アクセス 「近鉄郡山」駅から徒歩10分
駐車場 なし 近隣に有料駐車場(三の丸駐車場)有り

② お城の中で歴史情緒を体感! 見晴らし抜群のテラスを満喫「番屋カフェ」

到着したのは、城の中で景色を楽しみながら食事が楽しめると話題の「番屋(ばんや)カフェ」です。同店は、2022年にオープン。城内で番屋として利用されていた建物を改装して営業しています。天守台を正面に見ることができるテラス席は、ペットの同伴も可能。桜や紅葉のシーズンは、その眺望の良さから多くの観光客が訪れます。

今回は、定番のランチメニュー「御殿カレー(1080円)」をいただきます♪

野菜が溶けるまでじっくりと煮込まれたルーはフルーツの甘さがひきたち、子どもから年配の方までおいしく食べられる辛さが絶妙。お肉もほろほろでおいし〜♡ あっというまにペロリと完食してしまいました。

暑い季節は、そうめんやかき氷も人気のメニューです。奈良らしい柿のかき氷や、苺、抹茶、黒蜜きなこなどいろんな味が楽しめます♪

<番屋カフェ DATA>

TEL 0743-25-1545
住所 大和郡山市城内町2-7
アクセス 「近鉄郡山」駅から徒歩12分
駐車場 有り(城門前)
時間 10:00〜16:00
定休日 月・火曜日

③ 金魚を囲んで生まれる交流! お土産&金魚すくい道場「おみやげ処 こちくや」

柳澤家郡山藩初代藩主である柳澤吉里が郡山へ入城したのは、今から300年前です。この時代、観賞用として楽しまれていた金魚が江戸から伝来したとされています。つまり、同市に金魚が伝来して今年で300年ということになります。大和郡山で金魚の養殖が盛んになったのは、明治維新後、仕事を失った武士たちの新たな仕事として、広まったのが始まりでした。

町を歩いていると金魚のモニュメントがあちこちに見られます。その一角にあるのが、おみやげ処「こちくや」です。金魚すくい道場として知られ、同市で毎年開催される「全国金魚すくい選手権大会」の出場者らが、全国から練習に足を運んでいるのだそう。ちなみに、店名の「こちく」は、秀長の幼名「小竹(こちく)」に由来します。

店内には金魚グッズがたくさん! 一番人気はビー玉キーホルダーなんですって! ぬいぐるみや、巾着、陶器に文具まで、「金魚の町」ならではのグッズが豊富に揃っています。

店内奥にある「金魚すくい道場」では、実際に金魚すくい体験(150円/1回・ポイ2枚)ができます。ポイは右手で柄を持って、左手は使わずにボールを水面に浮かべるのがルール! では、スタート…これがなかなかむずかしい! 店主さんにコツやポイントを教えてもらえますよ♪

もともと土産屋として営業していた同店ですが、店主の下村さんは、自身の大会出場の経験をきっかけに、大会出場者が切磋琢磨できる場所をつくりたいと考え、2006年にこの道場を開きました。子どもから年配者まで、多くの門下生が下村さんら名人の指導のもと、技と心を鍛えています。

「大人も子どもも一緒になって水槽を囲み、同じ気持ちで取り組むのが金魚すくい。そこに生まれる人と人との交流が、何よりの魅力だと感じている」と下村さん。「毎年、夏になると遠方から練習に来る子どもや家族を『おかえり』と迎えるのが楽しみ! 嬉しい瞬間だね」と、笑顔で話してくれました。

〈おみやげ処 こちくや DATA〉

TEL 0743-55-7770
住所 大和郡山市紺屋町23-1
アクセス 「近鉄郡山」駅から徒歩7分
駐車場 なし
時間 9:00〜18:00
定休日 年中無休(正月5日間除く)

④ うっとり&かわいい金魚スイーツを堪能「きんぎょcafé 〜柳楽屋・ひだまり〜」

商店街を南に進むと、暑さを吹き飛ばしてくれそうなスポットを発見! 古民家カフェ「きんぎょcafé 〜柳楽屋・陽だまり〜」です。

仕出し料理をされているオーナーの青山さんが、調理の経験と趣味の水槽づくりを活かし、金魚をコンセプトにしたカフェを営んでいます。店内は、金魚をモチーフにした装飾と水槽が並び、落ち着いた空間です。

水槽は13台ほどあり、約80匹、10種類の金魚が飼育されているのだそうです。一堂に揃う金魚をたのしみに、海外からの観光客も訪れる人気スポットです。

きれいに手入れされた水槽で気持ちよさそうに泳ぐ金魚を眺めながら、ひんやりメニューをいただきましょう♪

同点の人気メニュー「きんぎょあんみつ(700円)」は、ポイが添えられて見た目もユニーク! 金魚の形の黄桃もとってもキュート♡ 見た目も味わいも爽やかな一品です。

「大和郡山の金魚をもっと知ってもらえるよう、お店のメニューや、ものづくり体験イベントなど、いろいろな形で発信をしていきたい」と青山さん。今夏は、選手権大会の期間まで、店頭に金魚すくいコーナーを設ける予定なのだそう。

涼しげな金魚が泳ぐ城下町を旅して、思い出づくりをしてみてはいかがでしょうか?

〈きんぎょcafé〜柳楽屋・陽だまり〜 DATA〉

TEL 080-1477-9495
住所 大和郡山市柳2丁目22
アクセス 「近鉄郡山駅」から徒歩5分
駐車場 なし
時間 12:00〜16:00
定休日 月・火曜日

【「リアル謎解きゲーム in 大和郡山 〜黄金の金魚となぞの唄〜 」について】

開催期間:〜11月30日(土)
受付時間:9:00〜14:00(最終回答受付16:30)
参加費:1500円
問合せ:0743-52-2010(大和郡山市観光協会)
受付場所:大和郡山市観光協会(市民交流館「きんぎょの駅」)/箱本館「紺屋」/啓林堂書店郡山店/ミカサスポーツ(スポーツ用品店)

上記いずれかの場所で受付、謎解きキットを受け取り、郡山城および城下町エリアを散策。エリア内のチェックポイントで手がかりを見つけながら、謎解きをすすめていきましょう!

謎が解き終わると、観光協会に回答を持っていき、ミッション終了となります。

※城下町エリアをゆっくりと散策しながら楽しめるイベントです。夏の暑い時期は、熱中症に十分注意し、こまめな休憩をとりながら参加してください。

※開催期間中、日を分けて挑戦することができるので、全ての謎をまわれなくても途中から再開することができます。

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