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乱舞するホタルを鑑賞しよう! おすすめ4選

掲載日:2024年6月11日

初夏の風物詩、ホタル。梅雨の時期を迎え、気温・湿度が高くなる5月下旬から、光を放ち飛翔する姿が見られるようになります。奈良県内にも、ホタルを鑑賞できるスポットがありますが、ホタルが生息するのは、水が綺麗で穏やかな水流の川、また餌であるカワニナが豊富であることなど環境の整った水辺であることが条件です。さらに、出現するのは蒸し暑く風のない夜。厳しい条件のもとでみられるホタルの幻想的な光は、まさに幻とも言えるでしょう。ぜひ、暗闇の中で優しい光を放ちながら飛び交うホタルを見に行ってみてはいかがでしょうか。今回は、夜のホタル観賞おすすめスポットと合わせて、日中の観光におすすめの周辺スポットもご紹介します。

ホタル鑑賞&観光のおすすめスポットをご紹介!

【目次】

・剣豪の里・柳生でホタルを愛でる(奈良市・柳生町 打滝川)
・ 初夏、里山の夕べを彩る蛍光(御杖村 丸山公園)
・ ホタルが集う高原の清流(曽爾村 蛍公園・青蓮寺川)
・温泉街に舞う 秘境天川のホタル(天川村 洞川温泉)

剣豪の里・柳生でホタルを愛でる(奈良市・柳生町・打滝川)

近鉄奈良駅周辺の市街地から車で30分ほど行くと、のどかな田園風景が広がる奈良市東部地域にたどり着きます。江戸時代の剣豪・柳生十兵衛ゆかりの地として知られる柳生町では、町内を流れる打滝川で、6月上旬から中旬の間、ゲンジボタルを見ることができます。鑑賞スポットとしては、民家の多い下流より、人の少ない上流がオススメ。日が沈むと幽玄に舞うホタルの姿を多く鑑賞することができます。他にも同町内では、6月中旬から7月下旬にかけて、ヘイケボタルを見ることもできます。

【見頃】
打滝川のゲンジボタル:6月上旬〜下旬
ヘイケボタル:6月下旬〜8月上旬

柳生町 今川詳細DATA

住所 奈良県奈良市柳生町
TEL 0742-94-0002(柳生観光協会)
駐車場 柳生観光駐車場(有料)あり
(9時〜17時 ※17時以降も出庫は可能)
交通(車) 名阪国道「針IC」から、国道369号を北へ約20分

昼間の観光におすすめ 円成寺(えんじょうじ)
柳生街道随一の名刹「円成寺(えんじょうじ)」。鎌倉時代の建築物、春日堂・白山堂(国宝)をはじめ、室町時代再建の本堂(重要文化財)、楼門(重要文化財)、平成に再建された朱色の多宝塔などが境内に建っています。運慶の初期作である国宝の大日如来像(国宝)や、国の名称に指定されている楼門前の浄土庭園など、見どころの多い寺院です。

円成寺詳細DATA

住所 奈良市忍辱山町1273
TEL 0742-93-0353
駐車場 有り(無料)
交通(車) 西名阪道「天理IC」から、国道369号経由、約20分

初夏、里山の夕べを彩る蛍光(御杖村 丸山公園)

御杖村に流れる、菅野川や青蓮寺川は、豊富な水量に恵まれ、川遊びや魚釣りなどが楽しめるほど美しく、アマゴ、アユなどの川魚が見られます。6月上旬から下旬にかけては清流のあちこちで蛍が飛び交い、のどかな里山風景の夕べを幻想的に彩ります。春は桜の名所として知られ、夏はホタル、秋は紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しい風景が楽しめる「丸山公園」では、公園沿いの休耕田や小川に、ゲンジボタルやヘイケボタルが飛び交い、幻想的な風景を堪能できます。

【見頃】
ゲンジボタル・ヘイケボタル:6月中旬〜7月上旬

丸山公園詳細DATA

住所 宇陀郡御杖村神末3599
TEL 0745-95-2070(御杖村観光協会)
駐車場 あり(30台)無料
交通(車) 名阪国道「針IC」から約1時間

昼間の観光におすすめ  みつえ温泉 姫石(ひめし)の湯
道の駅「伊勢本街道御杖」内の天然温泉。「姫石(ひめし)の湯」という名称は、倭姫命(やまとひめのみこと)が病の全快を祈願したという「姫石明神(ひめしみょうじん)」に由来。木を基調とした「三峰」と石を基調とした「大洞」の2種類の大浴場が、男女、日替わりで楽しめます。露天風呂やサウナはもちろん、つぼ風呂、気泡風呂、座湯、打たせ湯などお風呂の種類も充実。疲れを癒すのに最適です。

みつえ温泉 姫石の湯詳細DATA

住所 宇陀郡御杖村神末6330
TEL 0745-95-2641
駐車場 有り(無料)
営業時間 11:00~20:00(受付は30分前まで)
定休日 火曜日(祝日は営業)
料金 大人800円、小人(3才~小学生)400円
交通(車) 名阪国道「針IC」から約1時間

ホタルが集う高原の清流(曽爾村 蛍公園・青蓮寺川)

高原一帯に広がる黄金色のススキで知られる曽爾高原。春から夏にかけては一面に青い絨毯が敷かれたような爽快な風景が広がります。高原の入口にある蛍公園には、青蓮寺川に人道の吊り橋「かずら橋」が架かっており、初夏はホタルの名所として知られています。橋の上からは、河川などの流水を好むゲンジボタル、田んぼや池などのたまり水に生息するヘイケボタルの飛翔が見られます。また、青蓮寺川沿いでは、蛍公園のほかにも、同時期に、北の小太郎岩、南の掛公園周辺でもホタルが出現するので合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

【見頃】
ゲンジボタル:6月上旬
ヘイケボタル:6月下旬

蛍公園・青蓮寺川詳細DATA

住所 宇陀郡曽爾村太良路
TEL 0745-94-2106(曽爾村観光協会)
駐車場 あり(10台)
交通(車) 名阪国道「針IC」から約45分

昼間の観光におすすめ 曽爾高原ファームガーデン
曽爾高原へ向かう道沿いにある、複合観光施設。地元で採れた新鮮野菜を使用した料理を味わえるレストラン、特産品や産直野菜ができる売店などがあります。併設のビール醸造工場で製造される「曽爾高原ビール」は、素材・製法にこだわり、低温でじっくり熟成されたまろやかな味わいが、飲みやすいと評判です。隣接する温泉「お亀の湯」で、ゆったりと温まって帰るのもおすすめです。

曽爾高原ファームガーデン詳細DATA

住所 宇陀郡曽爾村太良路839
TEL 0745-96-2888
駐車場 有り(無料)
営業時間 10:00〜18:00(季節により異なる)
定休日 水曜日(祝日は営業・翌日休業)、年末年始
交通(車) 名阪国道「針IC」から、国道369号経由、約1時間

温泉街に舞う、秘境天川のホタル(天川村 洞川温泉)

天ノ川の澄んだ水が流れ、修験道の山・大峯山が聳える奈良の秘境「天川村」。かつて、修行者や参詣者の宿場町として栄えた洞川温泉郷は、提灯のあかりに照らされるノスタルジックな街並みが人気の観光地です。洞川温泉の入口付近には、ゲンジボタルの鑑賞場所が設けられており、温泉街の雰囲気とも相まって、ホタル鑑賞にもいっそう風情を感じることができます。特にこの時期は、渓谷でのハイキングや鍾乳洞の見学など自然アクティビティが楽しめます。温泉で癒されたあと、ゆっくりホタル鑑賞といった過ごし方もオススメ。ぜひ、ホタルの光に淡く照らされた美しい温泉街の情景をお楽しみください。

【見頃】
ゲンジボタル:6月中旬〜7月上旬

洞川温泉詳細DATA

住所 奈良県吉野郡天川村洞川
TEL 0747-64-0333(大峯山洞川温泉観光協会)
駐車場 温泉センター入口に村営駐車場(有料)あり
交通(車) 京奈和自動車道「御所南 IC」から約55分

昼間の観光におすすめ  面不動(めんふどう)鍾乳洞
「ドロッコ」と呼ばれるモノレールに乗って、森の中を進みながら泥川地区の自然を見渡し、たどり着く「面不動(めんふどう)鍾乳洞」。約280メートルある洞内は涼しく、色づいたライトに照らされる鍾乳石や石筍(せきじゅん)が神秘的です。各スポットには獅子の窟、権現の窟、行者の窟など様々な名前が付けられています。特に、鍾乳石がストロー状に細長く伸びた「ストロー鍾乳管」は珍しく、貴重な形状のため必見です。長い年月をかけ、自然の力が形成する地下空間の景色に、感動すること間違いなしです。

面不動鍾乳洞詳細DATA

住所 吉野郡天川村洞川
TEL 0747-64-0352
駐車場 有り(無料)
開園時間 9:00~18:00(夏期8:00~18:00冬期9:00~17:00)※入場は終業30分前まで
定休日 年末年始
料金 大人450円、モノレール(ドロッコ)往復500円
交通(車) 京奈和自動車道「御所南IC」から約55分

さいごに

ホタル鑑賞は、限られた場所、限られた時期にだけ見ることのできる特別な風景です。今後も鑑賞が楽しめるように、各スポットへ訪れる際には、ホタルが生息する環境への配慮を忘れず、「光を発さない・大きな音を立てない・捕まえない」など、マナーを守り、譲り合っての鑑賞をお願いします。

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