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地元新発見

洞川温泉ビジターセンター

掲載日:2024年5月27日

商業施設 

奈良県南東部にある天川村に、観光案内所と日帰り温泉が合わさった新しい観光拠点がオープンしました。洞川(どろがわ)地区の自然と調和した外観に、木を基調とした温かな内観。洗練されたデザインのなかにも、天川村が醸すやわらかな雰囲気があふれ、来館者を優しく迎えてくれます。

開館に至るまでの経緯

1993年:「洞川温泉センター」開館
2023年9月:「洞川温泉センター」が老朽化により閉館
2024年4月:整備工事完了。同月25日に「洞川温泉ビジターセンター」として開館

奥大和の秘境・天川村洞川地区

山々に囲まれた長閑な温泉郷である洞川地区

天川村の洞川地区は、世界遺産「大峯山(おおみねさん)」の宿場町として栄えてきました。修行に向かう大勢の山伏を迎え、送り出し、疲れを癒してきたのは、この地に湧く「洞川温泉」です。清らかな山上川(さんじょうがわ)に、神秘的な鍾乳洞など、多くの観光資源にも恵まれた洞川地区は、いまや秘境スポットとして観光客で賑わうようになりました。

閉館した「洞川温泉センター」(左側)と新設された「洞川温泉ビジターセンター」(右側)

洞川温泉街の中心として多くの観光客に利用されてきたのが「洞川温泉センター」(1993 年設立)です。2024 年9 月、老朽化により閉館しましたが、4 月 25 日、新しい観光拠点として「洞川温泉ビジターセンター」が新設されました。新センターの広さは、855㎡。今後は、旧センターを解体し、その場所を駐車場として拡張する計画です。

観光客も村民も、誰もがくつろげる場所に

〈館内〉 木の温もりが溢れる癒し空間
外観は、モダンなデザインの木造平屋建て。館内は美しい木目調で、大きな明かり窓から陽が差し込み、室内を明るく照らします。多目的スペースや休憩スペースも設置され、誰もが気軽に集える憩いの場所になっています。

玄関からお風呂まで一直線に続く、長く広い廊下

お稽古教室やセミナーなどに利用できる多目的スペース

館内のあちこちに見られる表示ロゴは、どれもユニーク!男湯・女湯の表示マークも従来のデザインとは違って趣向が凝らされ、洗練された雰囲気です。

特徴的なロゴが目をひく児湯・女湯の表示

〈浴室〉 ヒーリング効果抜群の浴室

旧センターの約2.5倍に広げた浴室は、山深い秘湯を思わせる和モダンなデザイン。壁一面をガラス張りにしているため、柔らかな陽が差し込みます。泉質は、弱アルカリ性単純泉。神経痛・筋肉痛などの痛みの治療や、疲労回復の効能もあります。温泉の湯沸かしには、間伐材を活用した「薪ボイラー」を導入。自然環境への配慮も感じられます。

修行を終えた山伏たちの疲れを癒してきた名湯

明るく、広々とした浴室

ゆったり座れる湯洗い場

次は、奥に佇む露天風呂へ向かいましょう。

露天風呂の扉には川と山を彷彿とさせる特徴的なロゴ

見渡せば日本庭園、見上げると美しい山並み。見目麗しい空間と、洞川温泉の効能で、ヒーリング効果抜群です。

開放感抜群の露天風呂

〈特産品コーナー〉 地元の銘品を品定め

館内には、地元・天川村の材料を使い、地元の生産者が作った村の特産品を購入できるスペースがあります。一口サイズのかき餅「きりこ」、吉野葛、工芸品などがズラリと並びます。

特産品販売コーナー

村の木で作られた可愛い工芸品

〈観光案内所〉  観光情報を効率よく入手

エントランスの横は、観光案内コーナーです。大きなマップを見ながら登山や散策の道を確認したり、体験ツアーガイドの案内もこちらで調べることができます。

モニターには行事やイベントの映像が流れる

奥大和の秘境でありながらも、観光客が途絶えない背景には、恵まれた自然環境に頼るだけでなく、設備の新築や、新しい特産品の開発など、観光客をもてなす村の努力が垣間見られます。古き慣習を敬い、新しきものを受け入れる天川村へ、ぜひ足を運んでみてください。

編集スタッフが見つけた!こだわりポイント

①センターから臨む天川村の雄大な自然風景

②ユニークなデザインの「トイレ&授乳室」の表示

③おすすめのお土産 
(1)昔から愛される村の特産物のかき餅「きりこ」

④おすすめのお土産 
(2) 村の名水「ごろごろ水」を使った「ごろごろサイダー」

<洞川温泉ビジターセンター>

入湯料 大人800円/小人200円
開館時間 11:00~20:00
休館日 水曜
駐車場 温泉施設の利用で90分無料、以降は1時間につき300円、最大料金3,000
問合せ 0747-63-0321(天川村役場企画観光課)
アクセス 京奈和自動車道「御所南IC」より国道309号を南下。天川村の交差点「川合」を左折し、県道21号を15分ほど進む。

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