Let’sスパイスチャージ！ 奈良のレトルトカレー8選

今年もやってくる暑～い夏。
夏に汗だくになって食べる、旨辛のカレーはたまりませんよね。
でも暑い日は、料理をすることすら億劫になるもの…。
そんなときに大活躍するのがレトルトカレー！

今回は見た目も味も個性的な、奈良の「ご当地レトルトカレー」をピックアップ。
編集スタッフが実際に味わった“実食レポ”付きでご紹介します。

1300年カレー　700円（税込）

天平時代の食材だけで作った創作薬膳カレー。1300年前にはなかった玉ねぎやトマトの代わりに椎茸やナスでコクとうま味を加え、里芋やレンコン、ショウガなどの野菜に、もち粟や味噌、蜂蜜、各種スパイス、さらに春鹿「奈良の八重桜」の酒粕をプラスしてやさしい味わいに仕上げた。
奈良市で人気のタイ料理店「RAHOTSU」が作り上げた“幻の精進薬膳カレー”、渾身の味をぜひお楽しみあれ！

パッケージが印象的なので、さぞかしスパイシーな味わいかと思いきや、動物性食材を一切使っていないので、とてもアッサリと、身体に優しい味わい。舌ざわりがクリーミーでスパイス感を抑えてあるので、子どもにも◎。レンコンなどの具がゴロッと入っていて食べ応えもあります！

航空自衛隊奈良幹部候補生学校
大和肉鶏のとろとろカレー　650円（税込）

航空自衛隊奈良基地 開設60周年を記念して作られたコラボカレー。全国唯一の学校「航空自衛隊幹部候補生学校」（奈良基地）の食堂で提供される人気No.1メニュー「とろとろタンドリーチキンカレー」をもとに考案された。奈良県産地鶏の「大和肉鶏」とたっぷりの野菜をトロトロ食感になるまで煮込んだ、コクと甘みがたまらない逸品。

ホロホロになるまで煮込まれた鶏肉と、細かく刻まれた野菜の旨みが溶け合った絶品カレー。キーマカレーっぽい食感も美味。一口食べると軽やかなスパイスの香りが鼻に抜け、甘みの奥にピリッとした辛さがあります。タンドリーチキンらしく、ヨーグルトとトマトの爽やかな酸味で、後味はスッキリ。

奈良鹿ないカレー（ノーマル）　660円（税込）

大和郡山市のバー「Bar Sally」で“〆カレー”として人気に火が付き、県内のカレーコンテストでも優勝した絶品カレーが、レトルトになって登場。“奈良にしかない”食材で作ったカレーで、ノーマルとスパイシーとエスニックの3種類が揃う。黄色いパッケージの「ノーマル」は赤ワインでじっくり煮込んだ奈良県産の豚トロをトッピングし、アッサリ甘めのルウに深いコクと味わいを持たせた。

豚トロは噛まなくても、口の中でトロトロと溶けていくような柔らかさ。大きめの塊なので、食べ応えもバッチリ！ 大満足です。
ルウはサラサラで、辛さは割と抑えめながらも、後からじわりとくるスパイシー感がおいしい。3種類の中では一番マイルドなタイプです。

奈良鹿ないカレー（エスニック）　660円（税込）

“奈良にしかない”食材で作ったカレー3種類の内の、エスニックバージョンがこちら。国産鶏肉の手羽元と、大和野菜の「有機大和まな」、ゆで卵を1玉まるごと使用し、スパイスが効いたアッサリ旨辛口のチキンカレー。

ゆで卵の存在感がスゴイです。卵の中までカレーの風味がよく染みていて本当に美味。手羽元も大きくて、スプーンでホロリと崩れるほど肉が柔らかくて食べやすい。具が大きめの分、ルウは少し少ないように思えますが、エスニックな風味の中に甘さが感じられ、とろみがあって満足度大です！

奈良鹿ないカレー（スパイシー）　660円（税込）

“奈良にしかない”食材で作ったカレー3種類の内の、スパイシーバージョン。稀少な国産「牛カッパ肉（※）」と、奈良県産の玉こんにゃくを使用した、濃厚な肉の旨みたっぷりのビーフカレー。
※牛カッパ肉…牛の前腹の皮と脂身の間にある赤いスジ肉。しっかりした噛み応えがあり、脂の甘みも同時に感じられる部位。流通が少ないため希少価値が高く、肉通に人気。

柔らかい塊肉が2つも入っていてボリューミー！ とても濃厚なカッパ肉のうま味がルウにじわりと溶け出し、食べれば食べるほど口の中に牛肉のおいしさが広がります。里芋なみに大きな玉こんにゃくも特徴的で、この食感がアクセントになって面白い。スパイス感は抑えめなので、辛口が苦手な人にもおすすめです。

奈良ホテルオリジナルカレー
（ビーフカレー クラシック）　864円（税込）

111周年を迎えた、関西屈指の名門クラシックホテル「奈良ホテル」。そのメインダイニングルーム「三笠」で、歴代の料理長に受け継がれてきた伝統のカレーを缶詰に仕立てた。じっくりと時間をかけ、丁寧に仕込んだルウは牛肉や野菜の旨みがたっぷりと溶け込み、この上ないコクと味わいが楽しめる。

「奈良ホテル」の名を冠するだけあって、さすがのおいしさ。ルウはトロリとしていて、具（肉）はしっかりと主張し、肉の旨みが充分に感じられます。辛さはあとからじんわりと感じる程度。1缶290ｇと、パウチのレトルトカレーより多めなのもうれしいです。缶なので長期保存もでき、備蓄用にGOOD！

農家のたっぷり野菜カレー

奈良県宇陀市でこだわりの完全有機農業を行っている「山口農園」のベジタリアンカレー。有機JAS認定を受けた農園らしく、化学調味料や肉エキスは一切使用せず、自社農園で育てた奈良の伝統野菜「大和まな」の粉末をはじめ、国産のニンジン、ジャガイモ、大根をたっぷりと使った、身体にも自然にも優しい一品。

大きめにカットされた野菜がゴロゴロ入っていて、大量の玉ねぎでうま味を引き出しているので、肉がなくても食べ応えあり。野菜がジューシーでまったくクセがなく、特に味が染み込んだ大根が絶品。噛んだ瞬間ジュワッとおいしさがあふれます。アッサリした甘めのルウなので、夏の暑さで弱った胃でも難なく食べられそうなのがうれしいです。

大和牛と明日香野菜のカレー　800円（税込）

明日香村の新鮮野菜と、奈良県が誇る良質なブランド肉「大和牛」を使った、ちょっと贅沢な本格ビーフカレー。ゴロゴロとした具が特徴で、野菜は自然豊かな明日香村産。中でもメインに使う野菜は、タケノコやゴボウなど、その時期にだけ採れる“旬の野菜”を使うこだわりようだ。大和牛のほか、大和肉鶏バージョンもあり。

お肉が口の中でトロリとほどけます。レンコンやニンジン、ジャガイモの歯ごたえがしっかりしていて、よくあるレトルトカレーの柔らかすぎる具とは全然違っておいしい！ ルウは赤みが強いので、パッと見はハヤシライスのようですが、割とスパイシーで大人向けな印象。食欲が増進されるので、夏はキンキンに冷えたビールと一緒にいただくのがいいかも！