西大和
掲載日:2010年11月1日
南都銀行西大和支店のオススメ!
豊かな緑と水の町、河合町の秋を訪ねて
南都銀行西大和支店は、近鉄田原本線大輪田駅から南西へ約300m、県道36号の星和台1丁目交差点にあります。
西大和支店の最初のオススメは、大和川に架かる潜水橋(沈下橋)です。橋の正式名称は大城橋といい、大和川にかかる唯一の潜水橋です。潜水橋とは川が増水すると流れの下に沈んでしまう橋のこと。増水時には通行止めになりますが、いまも河合町と斑鳩町とを結ぶ生活道路として、地元の人々には大いに利用されています。橋の長さは約50m、幅は乗用車1台がぎりぎりの約2m、川面からの高さは約1m。沈んだときに流水物が引っかからないように手すりはありません。車と車がすれ違えないのはもちろんのこと、人と車がすれ違うこともできないため、橋の上で鉢合わせしたときには、橋の横の張り出し部分に人が避難します。地元の人は速度を落とさずに渡っていきますが、慣れない人にはスリル満点!ただし脱輪の危険もあるので、渡るときには無理をせず十分気をつけて下さい。橋そのものもオススメですが、沈下橋が架かる大和川の風景も、のどかで、ほっと一息つけるいい景色です。
次のオススメは、池部駅から馬見丘陵公園へ向かう「馬見丘陵公園緑道エリア」、通称“なごみの道”です。近鉄田原本線の池部駅から馬見丘陵公園の北エリアまで、約1.2kmの散歩道となっています。美しく整備された緑道には季節の花々が彩りを添え、目にも楽しく、1km強の道のりを感じさせません。自転車専用道と歩行者専用道に分けられているので、老若男女、それぞれのペースで安心して歩くことができるのも魅力です。
2010年11月14日(日)まで馬見丘陵公園では「第27回全国都市緑化ならフェア」が開催中です。「平城遷都1300年祭」の開催とも合わせて、緑道には奈良の1300年の歴史を説明したタイルも埋め込まれ、「1300年の道」とも呼ばれています。自然の中を歩きながら、はるかな歴史の連なりに思いを馳せてはいかがでしょう。緑化フェア開催中は、北エリアへの入口にかかる「花笑み橋(はなえみばし)」も色鮮やかな草花で彩られており、来園者にも人気の撮影スポットになっています。
この緑道エリアからは、河合町総合福祉会館「豆山の郷(さと)」にも行くことができます。豆山の郷は、お年寄りから子どもまで、いろいろな楽しみ方、過ごし方ができる総合施設で、家族みんなでゆっくりくつろぐことができます。特にオススメは露天風呂のある浴場です。緑道散策で汗をかいたあとに、ちょっと立ち寄られてはいかがでしょう。河合町民、町外の方に関係なく、だれでも利用することができます。
最後のオススメは、中山田池公園の紅葉です。豊かな自然の残る河合町には、水と緑に恵まれた公園がたくさんあります。なかでも1997年にリニューアルされた中山田池公園は、からくり時計、大噴水、水のカーテンなど楽しい仕掛けが設置され、季節には菖蒲が美しい花をつけるなど、いつ訪ねても魅力がいっぱいです。そして秋、木々たちが池を囲むように赤や黄に染まる頃は格別です。紅葉、洒落たレンガの階段、青い時計…。それらが一体となって、まるで絵に描いたようなメルヘンチックな風景を楽しませてくれます。
豊かな緑、美しい水辺が織りなす風景のなかに、閑静な住宅街が広がる河合町。新しく開けた町のすぐ隣にも、古墳があり、古刹がたたずみ、連綿と歴史が息づいています。文化と歴史の薫る町・河合町に、ぜひ一度お越しになって下さい。