南生駒
掲載日:2011年2月1日
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南都銀行南生駒支店のオススメ!
南生駒の歴史めぐりと広大な眺望を楽しむ
南都銀行南生駒支店は、近鉄南生駒駅の西、国道168号沿いにあります。
南生駒支店の最初のオススメは、暗越(くらがりごえ)奈良街道ウォーキングです。南生駒支店の北側を走り、国道168号と交差する国道308号は、古くから奈良と大阪を結ぶ主要路のひとつで、暗越奈良街道と呼ばれました。車がすれ違えないほど道幅が狭いところもありますが、れっきとした国道です。街道ウォーキングなら、奈良市の近鉄橿原線尼ヶ辻駅を東の起点にするとよいでしょう。ここから西南西の方向へ道は延び、追分梅林の横を通り、矢田丘陵を越え、生駒市に入ります。
南生駒は街道の中間地点にあたり、南生駒支店から西は、県境の暗峠まで長い長い登り坂が続きます。よく舗装された道なので、のんびりゆっくり歩いてみてはいかがでしょう。オススメは暗峠にほど近い西畑町や鬼取町あたりからの眺望です。丘陵斜面には棚田が広がり、生駒市、矢田丘陵、さらに奈良市街まで一望することができます。また一帯には近年、茶店やカフェをはじめ、うどん、ピザ、カレーなどが食べられる個性的な店が増えました。どのお店も自慢の味と広大なパノラマが楽しめるとあって、峠越えのハイカーたちにも大人気です。また街道に交差する信貴・生駒スカイラインの高架下を抜ければ、石畳の道が趣き深い暗峠(くらがりとうげ)に出ます。国道なのに石畳が敷かれているのが面白いと、道そのものも人気を集めています。峠を越えると東大阪市に入り、急坂を下れば街道ウォーキングの西の起点・枚岡神社に到着します。
次のオススメは、竹林寺です。竹林寺は生駒山の東の麓に位置する古刹で、奈良時代の名僧、行基の墓(国史跡)があることで知られます。行基は東大寺の大仏造立をはじめ、架橋や治水などの土木事業にも大きく貢献し、民衆からも信頼を寄せられていた人物でした。40歳のころに「生駒仙房(いこませんぼう)」と呼ばれる小庵に移り住んだという記録があり、この生駒仙房こそが竹林寺であろうと考えられています。天平21年(749)、菅原寺(現・奈良市の喜光寺)で没し、竹林寺の南にある往生院で荼毘に付され、竹林寺に埋葬されました。行基は文殊菩薩の化身と考えられていましたが、竹林寺の寺号も、文殊菩薩の聖地五台山竹林寺にちなむものです。南生駒には、竹林寺や往生院をはじめ、行基ゆかりの寺院がいくつもあります。名僧の面影を訪ねて、寺院めぐりをしてみてはいかがでしょう。
最後のオススメは、むかいやま公園です。暗越奈良街道が通る尾根とは谷を挟んで南側の尾根上にあり、市街を見渡すことができる眺めのいい公園です。入口付近には遊具施設もありますが、むかいやま公園の醍醐味は、やはりなんといっても、この眺めを満喫しながら楽しめるスポーツにあります。園内にはグラウンドや、テニスコート、体育館があり、予約をすれば誰でも利用可能です。テニスコートには夜間照明もありますので、プレイの合間に生駒の夜景を楽しむこともできます。また体育館は全面人工芝張りなので、グラウンドゴルフなど、通常の体育館ではできないスポーツも、天候の心配なく楽しむことができます。公園周辺には生駒山の自然が広がり、野鳥のさえずりも聞こえてきます。春夏秋冬、折々の美しさを楽しみながら満喫するスポーツは、また格別です。車なら西畑町、鬼取町のカフェにも近く、汗を流したあとにランチを楽しむのもいいですね。
街道沿いに点在する歴史スポットやレクリエーション施設、そして眺望と一緒に楽しむランチ。南生駒のいろんな楽しみを、ぜひ味わってみてください。