筒井
掲載日:2011年8月1日
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南都銀行筒井支店、中央市場支店のオススメ!
筒井順慶ゆかりの地に食と産業の集積地を訪ねて
大和郡山市域の南に位置する筒井周辺は、織田・豊臣に仕えた戦国時代の武将、筒井順慶ゆかりの地です。今回はこの筒井の町を、南都銀行筒井支店と中央市場支店とでご案内します。
南都銀行筒井支店は、近鉄橿原線筒井駅から国道25号沿いに西へ100mほどのところにあります。筒井支店の最初のオススメは、毎年9月上旬に行われる「筒井順慶まつり」です。筒井順慶は天文18年(1549)、大和国に戦国武将・筒井順昭の子として生まれました。居城であった筒井城を松永久秀に2度奪われますが、元亀2年(1571)に再奪取します。以後織田信長に従い、天正8年(1580)の大和一国破城令を受けて城を破却、郡山城に移るまで、筒井城の城主として過ごしました。「筒井順慶まつり」は筒井順慶を顕彰して行われる時代祭り。まず光専寺南の筒井城址で開会を知らせる火縄銃を発砲、出陣式を行った後、僧形・武者行列が近鉄筒井駅まで練り歩き、別コースで筒井城址に戻ってきます。特に戦国時代さながらの火縄銃の発砲は迫力満点。閉会時には連続発砲されます。2011年は9月11日(日)の開催予定です。ひと駅南の平端駅近くにある順慶の墓など、ゆかりの地をめぐりがてら、お出かけになってはいかがでしょうか。
筒井支店が次にご案内するのは、昭和工業団地です。大和郡山といえば金魚の養殖が有名ですが、実は県内最大の工業団地がある町としても知られています。大阪へ1時間、名古屋へ2時間という大和郡山の立地は、企業にとってたいへん魅力的で、昭和44年の操業スタート時に46社だった企業数は、現在約130社にのぼります。また公害の心配のないクリーンな製造各社が集結しているので、筒井の町では安心・安全な経済活動が行われています。製造される品々は実に多種多彩。インスタントラーメンから宇宙ロケットの部品まで、オンリーワンの企業がたくさんあるのも昭和工業団地の特徴です。昭和工業団地協議会では、地元の人々との交流もはかろうと、ウォーキングイベントも行っています。大和郡山市などで参加者募集がされますので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
次に、南都銀行中央市場支店のオススメです。中央市場支店は筒井駅から南東に約500m、奈良県中央卸売市場の入口にあります。オススメするのは、この中央卸売市場です。昭和52年に開場した全国で初めての県営市場で、現在奈良県に流通する生鮮食品の5割以上がこの市場を経由しており、まさに“奈良県の台所”といえます。市場を数字で見てみると、敷地面積は152,225平方メートル(甲子園球場約3個分)、1日の車両出入り台数5000~6000台、常時2000人の人が働き、年末には3000人にも膨れ上がります。開場は年間274日、1日24時間。集荷先は日本全国はもとより、インドネシア、ノルウェー、台湾、ニュージーランドなど世界各地に及びます。市場の大きさや活気を知るなら市場見学がオススメ。希望日の15日前までに10人以上で申し込めば、青果や水産物の卸売場やバナナの加工場などを案内してもらえます。また5月と11月の年2回開催される「市場祭り」では、青果物・水産物の模擬セリ体験ができたり、バーベキューやマグロの解体が行われたりと、普段は味わえない市場の魅力を満喫できます。
古社や古刹も点在する筒井順慶ゆかりの地は、奈良県の食と産業を支える地でもあります。大和郡山市の中心部から少し南へ足を伸ばして、筒井の町を歩いてみませんか。
※「奈良県フラワーセンター」は、2012年3月に閉園となりました