大和まなの菜花の酢味噌和え
掲載日:2014年4月9日
料理創作・監修/白水智子
限られた季節にしか味わえない菜花そのものを、楽しんでいただけるお料理です。やさしい春の味わいを味わってください。
4人分 (1人分75.4Kcal)
大和まなの菜花 | 100g |
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薄揚げ | 1/2枚 |
西京味噌 | 大さじ2 |
酢 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 |
みりん | 小さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
粉山椒または練りからし | お好みで |
(1) 菜花はさっと洗い、下の軸のところを1cm程度落とす。
(2) 鍋に菜花と水を8分目程度入れ、蓋をして火にかける。沸騰して、色が変わったら、すぐにざるに上げ、そのまま冷ます。
(3) ボウルに分量の西京味噌、酢、砂糖、みりんを入れよく混ぜ合わせておく。
(4) うす揚げは、グリルで焼く。途中、揚げの上ににじみ出た油をキッチンペーパー等でふき取る。カリッと焼けたらお皿に取り、長さ2cm程度、幅1cm程度の短冊に切る。
(5) (3)のボウルに(4)の揚げを入れ和える。
(6) (2)の菜花を2cm程度の長さに切り、水気をしっかり切って(5)に入れ、和える。味をみて、塩で調整する。
(7) 器に盛り、好みで粉山椒を振るか、練りからしを添える。
※菜花は茹で上げたら、冷水をかけずに、そのままざるの上にばらけて冷ましましょう。水っぽくならずに、美味しく仕上がります。
※薄揚げのかわりに、茹でたタコを薄切りにして和えても良いです。
大和まなの菜花
特徴 | 大和まなは日本でもっとも古い野菜の1つ。『古事記』にも「菘(すずな)」と記され、中国からもたらされたツケナ(漬け菜)に由来します。その後、全国に広まり、各地で特有の品種が作られていきました。「大和まな」もその1種で、もともとの原種に近いといわれています。濃い緑の葉には大根の葉に似た切れ込みがあり、厚めですが柔らかく甘みも多くあります。またベビーリーフは生食でもおいしくいただけます。大和まなの菜花は、ほんのりした甘さとほろ苦さが楽しめる旬の味。一般的な菜花より茎が太く、つぼみが葉に覆われています。カロチンやビタミンB1・B2・C、鉄分などを多く含み、栄養価にたいへん富んでいます。 |
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旬 | 3月下旬~4月中旬 |
料理法 | おひたし、煮びたし、炒めもの、漬物、酢の物、サラダなど |
生産地 | 奈良市、大和郡山市、大和高田市、宇陀市など |
販売場所 | 奈良県内の道の駅、JAなどの朝市、スーパーなど |
参照 | 奈良県「大和野菜公式ホームページ」 |
大和野菜や特産品は店頭に並んでいない場合もありますので、お出かけ前にお問い合わせください。
プロフィール/白水智子(しらみず ともこ)
料理家。「クッキングサロン Tomoko's Table」主宰。著書に『ふだんの食材で気軽につくる人気のおもてなし料理~奈良発 Tomoko‘s Tableの美味しいレシピ~』(旭屋出版)など。
ブログ「膳-Sai」http://blog.goo.ne.jp/ozen1_2006